掲載日
2025年8月29日
ネクスト傘下となったFatFaceは、地元オンライン大手のZalandoと契約を結び、ドイツ市場に進出しました。
FatFace
同社はZalandoを通じてヨーロッパ全域でさらにローンチを計画しており、これは親会社であるネクストがドイツのeテーラーと築きつつある緊密な関係を考えれば、当然のことです。
ネクストはZalandoのZEOSフルフィルメント・オペレーションとオンラインでのヨーロッパ注文のために提携し、従来のZalandoのウェブストアで商品を販売する関係を拡大しました。現在では、ネクストのウェブストア及び他のマーケットプレースを通じたヨーロッパでの売上も引き受けるようになりました。
こうした流れの中で、FatFaceの動きは、ブランドが国際的なマルチチャネル戦略を推進する上で、理にかなったものと言えます。
ドイツの顧客は、Zalandoでレディースウェアとメンズウェアを購入することができます。同ブランドのプレミアムレディースウェアコレクション「Copper & Black」も購入可能です。
FatFaceは、「当初の取引は好調で、秋に向けて、移行期のドレッシング需要に牽引され、好調な売上が見込まれる」と述べています。
このブランドはまた、今後数カ月の間にZalandoでの商品提供を拡大し、アクセサリーやフットウェアを含める予定です。
FatFaceのパートナー責任者であるアレクサンドラ・ダルウッドは、次のように述べています:「ネクストファミリーの一員となったことで、成長を促進し、新しい国際市場に進出するためのプラットフォームを得ることができました。Zalandoでの立ち上げは、私たちの世界的なブランド認知度を高める重要なステップであり、ドイツのこのプラットフォームでFatFaceを新しいオーディエンスに提供できることを本当に嬉しく思っています。 初期の関心は非常に心強いものでした。」
この動きは、FatFaceの上半期のフルプライス売上が6.6%増、Next Labelの売上が86%増という好調な取引に続くものです。FatFaceのウェブサイトへの年間訪問者数は4,000万人を超えており、デジタルは現在、総売上の36%を占めています。
FatFaceは、デジタルの成長だけでなく、実店舗への投資も続けており、現在も英国とアイルランドの店舗を開店・改装中です。また、新しい業態の試みも行っており、7月にはレイクサイド・ショッピングセンターのネクスト店内に初の売店をオープンしました。
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