横浜市緑区内全10カ所の郵便局で 防災情報を冊子で発信 9月1日から無料配布開始〈横浜市緑区〉

横浜白山郵便局の佐久間局長(中央)と局員たち

日本郵便(株)南関東支社はこのほど、防災に関する情報をまとめた2025年版の冊子『防災と暮らしの安心情報』を作製した。緑区洪水ハザードマップなどを表示した緑区版は区内各局に50部以上を用意。9月1日(月)から区内全10局で無料配布する。

この取組は2021年から継続しているもの。今回は避難行動に関する情報を提供するアプリ「横浜市避難ナビ」や、ローリングストックと呼ばれる備蓄方法の紹介などに加え、南海トラフ地震の発生に備えるための情報なども紹介している。関東から九州にかけ、広い範囲で大きな災害をもたらす恐れがあるとされている南海トラフ地震。冊子では、地震発生時に取るべき行動や、災害に備えて用意すべきグッズなどについても記載している。

横浜白山郵便局の局長で、緑消防団員としても活動している佐久間淳一さんは「防災には『自助、共助、公助』が大事と言われており、中でも『自助』が一番大切」と語る。冊子は毎年好評だといい、佐久間さんは「この冊子を通じて、自分の住む地域での防災について、改めて認識を深めてもらえれば」と話している。

部数に限りがあるため、入手希望者は来局の際、窓口に確認を。

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