救助技術を競う全国大会に出場する福岡県の消防士が26日、訓練の成果を披露しました。災害や事故の現場で生かすための高い技術で、全国優勝を目指します。
■訓練
「よーい、ピッ。」
福岡県大刀洗町で展示訓練を行ったのは、三井消防署の消防士、樋口昌平さん(25)です。「はしご登はん」という個人種目の福岡県代表です。
「はしご登はん」は命綱を装着した後、15メートルのはしごをかけ登る競技です。いかに安全に速く登れるかを競います。
全国大会出場の最低条件となる基準タイムは24秒ですが、樋口さんはことし5月の福岡県大会で15秒36という速さで優勝し、全国大会出場を決めました。
自己ベストは12秒台という樋口さん。この日のタイムは。
■訓練
「ただいまのタイム、14秒84。」
記録更新とはなりませんでしたが、実力を見せつけました。
この競技がどれだけ難しいのか、FBSの白野記者が挑戦しました。
■白野寛太記者
「行きます。」
元高校球児の記者は難なく登っているように見えますが、福岡県代表の樋口さんと比較すると、樋口さんが圧倒的なスピードで登っていることが分かります。
■三井消防署・樋口昌平さん
「どの現場であっても、やっぱり緊迫した時だと焦ってミスしがちですが、少し冷静に考えた上で行動ができるようになりました。(全国大会では)自己ベスト12秒台を出したいと思います。」
自己ベストをたたき出せば、優勝も夢ではないという樋口さん。全国消防救助技術大会は、30日に兵庫県で行われます。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年8月26日午後5時すぎ放送
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