京都市交通局は地下鉄烏丸線20系車両の第8編成の運行を開始する

 京都市交通局は、地下鉄烏丸線20系車両(第8編成)の運行を9月8日に開始する。初列車は9月8日の竹田駅(17時01分)発となる。

 20系車両は、地下鉄烏丸線の老朽化した車両を更新するため2021年度から順次導入しているもので、内装デザインに京都の伝統産業を身近に感じられる装飾などを取り入れている。

 第8編成では、事業者や車号を掲載する標記銘板のデザインとして伝統文様「幸菱(さいわいびし)」を斜め方向に配置したほか、釘隠しは「交通局車両の移り変わりと京の玄関口の発展」をテーマに新たなデザインを採用した。また先頭車両・最後尾車両の「おもいやりエリア」の展示スペースに「京版画」「京たたみ」をそれぞれ飾り付けている。

 20系車両への更新で走行時の消費電力が現行車両より削減されるほか、床面とホームとの段差が低くなり、車椅子スペースも充実してバリアフリー化につながるとしている。

編成ごとに異なるデザインの標記銘板「交通局車両の移り変わりと京の玄関口の発展」をテーマにデザインした釘隠し実物の京版画作品や小物を展示京たたみの概要や畳素材を使ったグッズなど展示

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