「包丁で切られた」と通報があった兵庫県西宮市の住宅付近を調べる兵庫県警の捜査員＝26日午後0時32分
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兵庫県西宮市浜甲子園の住宅で26日午前9時55分ごろ、70～90代の男女3人が相次いで切り付けられ、胸や顔などを負傷した。県警によると、いずれも意識はある。県警は、70代男性に対する殺人未遂容疑で同市里中町、無職井上雄司容疑者（39）を現行犯逮捕した。詳しい状況を調べる。
県警によると、この家には80代女性と90代男性の夫婦が暮らしており、2人とも負傷した。
逮捕容疑は70代男性を包丁で刺し、殺害しようとした疑い。容疑者は「包丁でケガをさせたのは間違いないが、殺す気はなかった。私が殺そうとしたのは80代女性の方だ」と供述している。
ケガをした70代男性は夫婦の隣に住んでおり、悲鳴を聞きつけて助けに来たとみられる。男性は襲われた後、300メートルほど容疑者を追いかけ、通報で駆け付けた警察官に「あの男にやられた」と説明したという。
現場近くに住む50代女性は、神戸市で20代女性が刺殺された事件があったことに触れ「怖い。極力注意を払っているが、もっと注意しなければ」と話した。
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