米国株式市場=反発、FRB独立性に懸念もエヌビディアなど上昇

米国株式市場は反発して取引を終えた。3月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)

[26日 ロイター] – 米国株式市場は反発して取引を終えた。トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)のクック理事を解任すると明らかにしたことを受け、FRBの独立性を巡る懸念が深まったものの、半導体大手エヌビディアや製薬大手イーライリリーへの買いが相場を支えた。

エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは1.1%高。同社が27日発表する決算は、米中貿易摩擦の中で業績がどのように推移しているかを示すほか、人工知能(AI)関連株上昇の行方も左右する可能性がある。トランプ大統領は25日、住宅ローン契約を巡る不正疑惑を理由に、FRBのクック理事を解任すると表明。FRBの政治からの独立を巡る懸念が強まった。 もっと見る

これを受けてS&P総合500種先物は一時下落したが、FRBが9月に利下げを開始するとの見通しに変わりはないとの見方から、株価は持ち直した。

USバンク・ウェルス・マネジメントの資本市場調査責任者ビル・メルツ氏は「市場関係者は(FRBの)独立性について懸念を強めている。長期的には真の懸念事項だ」としつつ、「しかし短期的には、今後6─12カ月の金利政策の道筋をどれほど変えるだろうか。今後6─12カ月で金融緩和が行われる兆しは既に示されている」と述べた。

S&P500(.SPX), opens new tabは今月14日に付けた終値での最高値をわずかに下回る水準で取引を終えた。同指数の予想PER(株価収益率)は約23倍と4年ぶりの高水準にあり、エヌビディアの決算でAI関連株への投資熱が打撃を受けた場合、売りが広がるリスクが高まっている。イーライリリー(LLY.N), opens new tabは6%近く上昇。同社が開発している経口型肥満症治療薬「オルフォルグリプロン」について、2型糖尿病で肥満症または太り過ぎの症状を抱える成人を対象とした後期臨床試験で、体重が10.5%減ったと発表した。 もっと見る 衛星通信のエコースター(SATS.O), opens new tabは70%急伸。通信大手AT&T(T.N), opens new tabが同社から特定の無線周波数ライセンスを約230億ドルで取得することで合意したと発表した。S&P500(.AD.SPX), opens new tabでは値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.1対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は157億株。直近20営業日の平均は169億株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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