「Fate/Grand Order」(以下、「FGO」)が、サービス開始から10周年を迎えました。本稿では「FGO」10周年企画記事として、ライター・アサミリナによる「10年の間、胸が熱くなったり、泣いたりしたメインストーリーのシーンを厳選!」をお届けします。

解釈違いもあるかもしれませんが、そこは10周年のお祝い気分で流していただけると嬉しいです。

なお本稿は最初から最後までネタバレしかありません! また、10年分とあってだいぶ駆け足になります。ご了承ください。

特異点F 炎上汚染都市 冬木

●「だってまだ褒められてない……! 誰も、わたしを認めてくれていないじゃない……!」 By オルガマリー・アニムスフィア

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「冬木」からは、オルガマリーの最後のシーンをピックアップ。

「誰もわたしを評価してくれなかった! みんなわたしを嫌っていた! やだ、やめて、いやいやいやいやいやいやいや……! だってまだ何もしていない! 生まれてからずっと、ただの一度も、誰にも認めてもらえなかったのに――!」

この10年の間、一度死にかけたことのある筆者からみても、10年経ってこの時のオルガマリーの気持ちがよくわかります。世界に何も残せないとは、怖くて、悔しくて、悲しくて、つらいものです。

筆者は幸いこうして書いた文章を残していけるのですが、それでも「残したところで何を成したか」は未だにわかりません。

オルガマリーのこの今わの際の叫びは、主人公とマシュに消えない傷を残したのでした。

第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン

●「……さようなら、私の未来。悲しいくらいに分離してしまった、もう一人の自分。それでも、私は――何度でも未来を否定するし、何度でも唄うのよ」 By エリザベート・バートリー

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「オルレアン」からはエリザベートのセリフをピックアップ。

エリちゃんの血の伯爵夫人としての側面が強調された姿であるカーミラを倒した後に呟いた、一言。

ちなみに最後のひとことは、エリちゃんが美容と若さと美しさに執着していたことから「永遠のアイドル」として活動を始めたことによります。すさまじい音痴という設定のため、エリちゃんリサイタルは誰もが恐れている。

未来を否定する、というのは多分我々も気づかないくらい日常的に行っていることだと思います。明日の自分を否定して、今日の自分を選択する。来月の自分を否定して、今月の自分を選択する。すごく無自覚に行っていることだと思います。

こう書くと、明日の自分を否定することとはとても弱そうなことに思えますが、エリちゃんはとてもポジティブに言っているのが、すごくいいなと思いました。

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム

●「おまえの――いや、貴方の言えた事ではないな。だが、貴方らしいお節介ではある」 By ロード・エルメロイII世(諸葛孔明)

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「セプテム」からは、ロード・エルメロイII世(諸葛孔明)が、アレキサンダーに向けて言ったこのセリフをピックアップ。これは、「Fate/Zero」を知っていて初めて刺さるセリフですね。

ロード・エルメロイII世は、「Fate/Zero」で第四次聖杯戦争に参加していたウェイバー・ベルベット。その時に召喚したサーヴァントは征服王イスカンダル。イスカンダルは、アレキサンダー大王のアラビア(ペルシア)語名です。つまり、「FGO」で出会ったこのふたりは、かつてはマスターとサーヴァントとして戦ったのです。

ロード・エルメロイII世は、かなり偏屈な人物で怒りっぽく、眉間に皺をよせて不機嫌な人物で、基本二人称は「おまえ」ですが、アレキサンダーにだけ「貴方」という言葉を使ったところで、小説版「Fate/Zero」からアニメ版「Fate/Zero」まで舐め回すように見てきた筆者は、最高にテンションの上がったところだったのです。

第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス

●「誰が何と言おうと、あなたはアステリオス以外の誰でもないわ。だから――お願いだから。怪物になりきれなかったことを、悔やまないで」 By エウリュアレ

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「オケアノス」からは、エウリュアレのセリフをピックアップ。

エウリュアレは黒髭から逃げている途中で迷宮に迷い込んでしまい、そこでアステリオスと遭遇します。エウリュアレはアステリオスに自分の護衛をするように申し付けました。

アステリオスは、怪物「ミノタウロス」と呼ばれ続けたため、自分でも忘れかけていた名前「アステリオス」と初めて呼んでくれたエウリュアレを慕い、エウリュアレもアステリオスを召使のように扱いながらも親愛の情を向けるのです。

このふたりの関係が最高潮になるのが、敵側のサーヴァントである英雄ヘラクレスとの対峙シーン。ヘラクレスから逃れるためには誰かが命を捨てねばならず、アステリオスは怪物の自分がその役を務めると言います。そんな彼に、エウリュアレがかけた最後の言葉です。

そしてアステリオスは、「……うん。でも、やっぱりかいぶつは、ちゃんとばつをうけないと」と残して、死んでいったのでした。

第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン

●「貴様ら無能どもと同じ位と考えるな。私は死後、自らの力で蘇り、英霊に昇華した。英霊でありながら、生者である。それが私だ。故に、私の上に立つマスターなどいない」 By ソロモン

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「ロンドン」からは、ソロモンのシーンをピックアップ。

「私は私のまま、私の意思でこの事業を開始した。愚かな歴史を続ける塵芥――この宇宙で唯一にして最大の無駄である、おまえたち人類を一掃する為に(中略)既におまえたちの時代は滅び去った。時間を超えるわが七十二柱の魔神によって」

いよいよラスボスが誰なのか判明するシーンです。ラスボスらしく、人類を消し去ると語るわけですが……、実は私は「最大の無駄である、おまえたち人類」という言葉、わからなくもありません。

人類は地球を発展させてきたけれど、地球は人類のものかと言うと、難しいですよね。世界には人類以外の生き物もたくさんいて、なのに人類のために駆除されていくものもたくさんいるのです(念のため書いておくと、筆者は別に動物愛護団体とかの関係者ではありません。あくまで、地球上の生物について話しています)。

なので、人類を「邪魔」と考える存在がいること自体は否定しないのです。それをほぼ一言で言い放つソロモンのセリフがぐさりと刺さったのでした。

第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム

●「充実した戦いと愛を求め焦がれる獣のような貴方。戦いに飽いて、淡々と物事を処理する幽鬼のような貴方。(中略)もちろん、私はどちらのクーちゃんも愛しているのよ。本当に、本当に――愛しているわ」 By 女王メイヴ

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「イ・プルーリバス・ウナム」からは、女王メイヴのシーンをピックアップ。

自らの傀儡としたクー・フーリン〔オルタ〕を王に据えてアメリカ大陸に理想郷を築こうと、ケルトの軍勢を率いて暗躍するのが、メイヴです。

女王メイヴは生前、数多くの男性と結婚した、恋多き少女。アルスター伝説最大の戦争を引き起こした張本人で、女王メイヴに唯一なびかなかったクー・フーリンの命を狙いました。

この伝説を知った上で、「自分に都合の良いクー・フーリンを作り上げて、そして愛す」という女王メイヴには、愛とそれによる支配への執念にも似たものを感じます。このセリフが女王メイヴから出てきたときには、心が本当にぎゅっと掴まれました。

いわゆる「悪女」なのは間違いないのですが、メイヴ可愛いです。と思ってしまう筆者も、女王メイヴの虜にされているひとりなのかもしれません。

第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット

●「剣を摂れ、銀色の腕(スイッチオン・アガートラム)」 By ベディヴィエール

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「キャメロット」からは、ベディヴィエールのシーン(?)をピックアップ。

ここから、終局に向けての盛り上がりがすごいんですよね。ピックアップしたいシーンもいっぱいありますが……ここはあえて、ベディヴィエールの宝具を選ばせていただきました。

隻腕であったベディヴィエールですが、喪失した右腕を「FGO」では銀製の義手で補っていて、その銀の義手が彼の宝具となっています。

もちろん、ここぞというところで使われるというのもあるのですが、実はサーヴァントではなく生身の人間であるベディヴィエールがこの宝具を扱うには魂が全焼するほどの激痛が伴うと言われており、実生活でもワクチンなどを打って片腕が使い物にならない上に高熱で倒れてしまった時に、「くっ、スイッチオン・アガートラム……!」と使われているだとかなんだとか。なお、我が家(全員「FGO」プレイヤー)は実際に「スイッチオン・アガートラム」が、それなりに頻繁に使われております。

第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア

●「自然界において、犠牲のない繁栄は有り得ん。損益はつねに合っている。多くのものが失われ、多くのものを築き上げる。魔術王めが聖杯で世を乱さずとも、それと同じだけのマイナスがある。その天秤の善悪はその時代の道徳が計り、最終的な価値は歴史となって後の世で裁定される。人類史とはそのように続くもの」 By ギルガメッシュ

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「バビロニア」からは、賢王ギルガメッシュのシーンをピックアップ。

ギルガメッシュといえば、「Fate」シリーズではことごとく暴君として君臨してきましたが、この特異点ではバビロニアを治める「賢王」ギルガメッシュとして登場しました。

さて、このシーンのセリフですが、第四特異点でのソロモンのセリフへの解となっているように感じました。このセリフを聞いた時に、第四特異点以来ずっと少し重い気持ちだったのが、スッとしたのを覚えています。

例えばそれは恐竜の時代が終わって人間の時代がきたように、そして人間の時代でも過去の善悪は未来で裁定される、時代はそう続いてきたのだというのは、本当にその通りです。

終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン

●「ボクは昔から、勝てる戦いにのみ出陣する男だ」 By ロマニ・アーキマン

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「ソロモン」からは、Dr.ロマンことロマニ・アーキマンのシーンをピックアップ。

この特異点では重要な事実が色々と明かされますが、中でもカルデアに所属する医師であるDr.ロマンが自身の秘密を明かすこのシーンは、「な、なんだってー!」となりました。

もともと、Dr.ロマンには10年前より過去の経歴が謎に包まれているという話があり、何かしら裏があるのはわかってました。Dr.ロマンはオルガマリーの父親であるマリスビリー・アニムスフィアと共に冬木の聖杯戦争に勝利したサーヴァント「ソロモン」で、彼は聖杯に「人間になりたい」と願ったのでした。

ということは、ラスボスがDr.ロマンということになってしまいそうですが、ラスボスはソロモン七十二柱の魔神の集合体でソロモン王の死後に受肉した“召喚式”ゲーティア。人類悪「ビーストI」でした。

最後には、自身の宝具によってゲーティアと相打ちという形になりましたが、あれから8年近く経った今でもロマニ・アーキマンの再登場を切に待ちわびているひとりです。

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第2部プロローグ「序/2017年12月31日」

●「さあ、急ぎたまえマスター。キミが知っていたカルデアは、ここで終わりだ。けれどキミとマシュが生きていれば続きはある。この先の未来には、新しいカルデアがあるはずだ。ああ、さらばさマスター! 無茶な注文だが、これからも日々精進するといい!」 By レオナルド・ダ・ヴィンチ

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「第2部プロローグ」からは、ダ・ヴィンチのシーンをピックアップ。

第1部でDr.ロマンと共にカルデアからマスターたちをサポートしてきたダ・ヴィンチちゃんの最後です。

一枚スチルの、まさに見せ所なシーン。ここでなお微笑みを見せるダ・ヴィンチちゃんの姿に、「ダ・ヴィンチちゃん……!」とこらえきれない涙をぬぐいながら物語を進めたのもつかの間……

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ダ、ダ・ヴィンチちゃーん!?

見た目はロリっ子になったものの、中身はいつものダ・ヴィンチちゃんで、とっても安心したのでした。

第2部 第1章「Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア」

●「神父の仕事は決まっているだろう。生まれ落ちる、新たな生命の祝福だよ」 By 言峰綺礼(グレゴリー・ラスプーチン)

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「アナスタシア」からは、言峰綺礼のシーンをピックアップ。

言峰綺礼(ラスプーチン)は、ロシアの怪僧ラスプーチンが依り代となり、「FGO」の世界でも既に死亡したとされる言峰綺礼の肉体を器にすることで、疑似サーヴァントとして召喚された者です。

ちなみにこういう場なので惜しげもなく言わせて頂くのですが、筆者が20年前「Fate/stay night」をプレイした時からの、一番の推しです! 本当にありがとうございました!

という個人的な感情もありまして、「アナスタシア」にてこのセリフが聞けた時には思わず感涙してしまいました。ラスプーチンが依り代となっていても、やはり中身は言峰綺礼であるとしっかり感じ取らせていただいた一言でした。

世界で「美しい」と評されるものをどうしても「美しい」と思えなかった歪んだ神父が、一体「FGO」の世界でどのような歪んだ生命を祝福するのかが、とても楽しみになった言葉です。

第2部 第2章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児」

●「キリシュタリア様の期待だけは裏切れない!」 By オフェリア・ファムルソローネ

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「ゲッテルデメルング」からは、オフェリアのシーンをピックアップ。

眼帯姿が印象的なオフェリアですが、Aチームのリーダーであるキリシュタリア・ヴォーダイムに異様なまでの忠誠を誓っており、「キリシュタリア様」と、様付けで呼んでいます。

これは本来ならばキリシュタリアがひとりだけ蘇生するはずのところを、代償を承知の上で自分以外も復活させてくれたことを視たことで、彼に絶対的な忠誠を誓っているのです。

キリシュタリアに向けられる感情が愛だったのか、信頼だったのか、崇拝だったのか……真相はさておき、オフェリアは「魔術師が恋をするわけがない」と否定しています。

果たして実際のところはあいまいなままですが、逆に言うと「描かれていないことはどう想像してもプレイヤーの自由」と解釈している筆者にとっては、オフェリアのようなキャラクターは大好きでした。

ちなみに筆者もどういう形であれ、キリシュタリア様が大好きです。同担です。

第2部 第3章「Lostbelt No.3 人智統合真国シン 紅の月下美人」

●「そうだ、未来など与えるものか! 人類に、貴様らに……人ならざる者たちの嘆きをすべて踏みにじって進んできた貴様らなぞに! 滅べ! 滅べ! 滅び去れ! この憎悪を、この呪詛を、すべて空想樹に注ぎ供物と成さん!」 By 虞美人

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「シン」からは、虞美人のシーンをピックアップ。

虞美人の正体については、TYPE-MOONファン的にとても驚いたところです。

愛する項羽をカルデア側に倒されたことで完全に憎悪に染まり、空想樹に自らの力を注ぎ、主人公達を殺そうとします。

この憎悪は、虞美人ならではの真祖という立場から人間へと向けられたもので、これまでの「人から人」「英霊から人」へと向けられる憎悪とは異なるものであり、不老不死であるが故の激しい怒りを感じるセリフです。

ちなみに倒された後は始皇帝に説得されて英霊の座に登録され、人間を嫌いながらもかつての項羽と同じく人理を守る立場となったのでした。

第2部 第4章「Lostbelt No.4 創生滅亡輪廻ユガ・クシェートラ 黒き最後の神」

●「切り捨てられるのは。なかったことにされるのは。要らない……不必要で、不出来な、もの。はは……おっかしいの。その筆頭は、アタシじゃない? ゲームくらいしか取り柄のない、引きこもりのダメダメニート。たまたま波長が合ったってだけで神様の力を与えられたけど、まだ何にもできてないエセ神霊サーヴァント。アタシは真っ先に切り捨てられて当然の、たまたまここにいるだけの、余分なお客で、傍観者だ」 By ジナコ=カリギリ(??)

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「ユガ・クシェートラ」からは、ジナコのシーンをピックアップ。

このセリフ、読みながらグサグサ刺さりました。だってアタシも、ゲームくらいしか取り柄のない、引きこもりのダメダメニート。むしろエセ神霊サーヴァントにすらなれない、何にもできていない、真っ先に切り捨てられて当然のクズ。

……と、ここだけのセリフだけ引っ張ってくると落ち込み度マックスになってしまうのですが、ここは自称「何もできていない」ジナコが最終決戦に向かって立ち上がるシーン。そして、ここでジナコらが奮起したことによって、異聞帯の王であるアルジュナ〔オルタ〕を倒すことができたのです。

読者を落としてから上げる、というのは常套手段ではありますが、ジナコの活躍にたくさん救われました。

第2部 第5章「Lostbelt No.5 神代巨神海洋アトランティス 神を撃ち落とす日」

●「少し、予定より早いが。……ここでお別れだ、友人。……本来、世界を救うために、俺たちは召喚されている。でもな、俺は全くもって個人的な理由で、こうしたいと思っているんだよ。――友達を助けたい。おまえを助けたい。」 By マンドリカルド

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「アトランティス」からは、マンドリカルドのシーンをピックアップ。

筆者は、人間と人間(英霊ですが)の間に、無償の愛というものは存在しないと思っていました。思想だけでいえば、今でも人と人の間には何かしらの対価がなければ、関係性を維持するのはなかなか厳しいと思っています。

ましてや、友情のはかないこと。今の時代、SNSひとつブロックしてしまえば縁を切れてしまうなかで、例え、人と英霊という立場であろうとも「友人」に至ったふたりの間で、このような無償の愛のやり取りがあったことに、とても感動しました。

第2部 第5章「Lostbelt No.5 星間都市山脈オリュンポス 神を撃ち落とす日」

●「神になり、誰もが幸せになり、輝かしい未来が待っているこの変革と、多くの問題を排出し続け、行き詰まり、誰もが未来に焦がれなくなった汎人類史。どちらを取るかは君たちの意志だ」 By キリシュタリア・ヴォーダイム

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「オリュンポス」からは、キリシュタリアのシーンをピックアップ。

Aチームのリーダーであるキリシュタリアが一体何を考えて「U―オルガマリー」と交渉し、クリプターとなったのか、その全てが明かされました。

人類全てが神となり弱い人間を廃する栄光の歴史を築くというキリシュタリア様のあまりの壮大な、けれど自分だけが救われないという計画には本当に驚きましたし、これがAチームのリーダーとしての器なのだと知らされました。

ちなみに彼は、意外とお茶目なキャラクターでしたね。ギャップがとてもとても良くて、読み進めていくうちに気づいたら心酔していました。アタシもAチームの一員になる……!(無理です)

そして、いよいよU―オルガマリーが姿を見せたのも、この「オリュンポス」でした。

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第2部 第6章「Lostbelt No.6 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻」

●「私たちは、滅びるしかない生き物、でした。とても、とても罪深い――それでも、ブリテンを、妖精國を、守って、ください。『大厄災』で、当然のように、滅びるのではなく。……この年が、終着駅で……それがゴールだったと、滅びるように――(中略)私と同じ、この世界でひとりきりの、同胞のいない、寂しいアナタに――」 By ムリアン

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「アヴァロン・ル・フェ」からは、ムリアンのシーンをピックアップ。

「アヴァロン・ル・フェ」は見どころが多いですし、アルトリア・キャスターやオベロン、他にも様々なキャラクターのセリフが刺さったのですが、ムリアンがすごく好きなキャラクターだったこともあって、ムリアンの最期のシーンを選びました。

ムリアン初登場の時には、カズラドロップにそっくりなことで驚いたファンも多いと思います。

モルガンが秘匿し続けた妖精國の真実の探索をしていて、カルデアよりも早く真実に辿り着いたものの、その惨さにショックを受けてしまいます。
そこに訪れたオベロンに「自分こそ翅の氏族を滅ぼすために、牙の氏族を仕向けた元凶である」という真相を告げられて殺されてしまいます。

色々と惨たらしい妖精國の出来事の中でも、ムリアン絡みの出来事は特に印象が深く、「復讐は何も生まない」ということも、改めて感じ取ったキャラクターでした。

第2部 第6.5章「死想顕現界域 トラオム 或る幻想の生と死」

●「―――とても楽しかったのだ。この日々が。立ちはだかる難事件。迫る危機。ワトソン君こそいないが……多くの仲間と共に、めまぐるしく駆け抜ける日々。それが、あまりに名残惜しくて。目を逸らして、共にあり続けた。」 By シャーロック・ホームズ

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「トラオム」からは、ホームズのシーンをピックアップ。

これもまたショックな出来事でした。これまで何年間も(カルデアでは短い期間にしても)一緒に戦ってきたホームズが、まさか「異星の神の使徒」であり、カルデアに送り込まれたスパイだったという真実。

もちろん、ここまでさんざん匂わせはありましたし、裏切者はホームズしかいないだろうということはわかっていたのですが、それでも「トラオム」で明かされる真実にはスマホを持つ手が震えましたし、ホームズは例え彼が何者であろうとも「さようなら、私の、愛しくも素晴らしき友人たち。ああ。素晴らしい、日々だったとも」と語ったその最後の通りだったのでしょう。

ライヘンバッハの滝に落ちたホームズが、何事も無かったかの如くワトソンの前に現れたように、きっと彼は帰って来てくれるという、マシュの言葉を信じています。

第2部 第7章「Lostbelt No.7 黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン 惑星を統べるもの」

●「オレは、おまえのように他人と信頼は築けない。Aチームの一員としてカルデアスの正体に辿り着いた時は、何もかも手遅れだった。完成していたカルデアスは惑星そのもの。誰にも破壊できない」 By デイビット・ゼム・ヴォイド

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「ナウイ・ミクトラン」からは、デイビットのシーンをピックアップ。

カルデアに敗北した後のセリフですが、決して捨てセリフではなかったですね。デイビットは計画を止めるようにマリスビリーを脅迫したものの、マリスビリーは自殺。そしてデイビットはカルデアの関係者としてカルデアスを破壊するために、クリプターとなったのでした。

主人公とその仲間達との絆の在り方に納得し、新しくノウム・カルデアを立ち上げた事を称えてくれた、本当に真面目で愚直な人間でした。

デイビットもキリシュタリアとは違う手段ながら、崇高な目的を持っていたひとりだったと思います。

さて、メインストーリーの名シーンを、独断と偏見で挙げていきましたが、いかがでしたでしょうか。

「FGO」では、現在「奏章IV」までをクリアしたマスターの皆さんに、なんと聖晶石が1000個もらえるキャンペーンを開催中です(2025年12月20日までにクリアした人が対象)。なんと、聖晶石召喚が366回も回せてしまうのです。「FGO」の天井は330回なので、実質1騎は確実に天井で手に入るということになります。

なぜ、エンディングを前にラスボスのはずのU―オルガマリーがカルデアに登場したのか。その理由は、第2部終章(2025年12月20日開幕予定)で判明するのかもしれません。

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ちなみに筆者は石1000個のほぼ全部を使って、U-オルガマリーの宝具を5まであげられました。やったー!ちなみに筆者は石1000個のほぼ全部を使って、U-オルガマリーの宝具を5まであげられました。やったー!

10周年を迎えた今こそ、ますます盛り上がっていく「FGO」に期待大ですね!

わたしは……先輩のサーヴァントですから!胸が熱くなったり、泣いたりした「FGO」のシーンを厳選して紹介【現役プレイヤーが振り返る、FGO10周年】の画像
「奏章IV」ではマシュが、シールダー・パラディーンに! 「奏章」もしっかりチェックしましょう!「奏章IV」ではマシュが、シールダー・パラディーンに! 「奏章」もしっかりチェックしましょう!

人生のうちの40年以上をゲームと共に生きる、人生の大半をゲームに捧げた、北の大地に住むライター。JRPGが主食。スクウェア・エニックス、トライエース、フロム・ソフトウェア、カプコン、アトラス、任天堂、ファルコム、タイプムーンあたりに目がない、ソシャゲも山のように嗜む雑食ゲーマー。ゲーム音楽やコラボカフェ、2.5次元なども大好物。北の大地に移り住む前は数多くのイベントに通い詰めた、イベント大好き人間です。

note:https://note.com/rinaasami/n/nb31a2e54c31f

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