台湾の中華郵政は26日、米国向けの小包配送を停止した。トランプ米政権が少額商品に適用していた「デミニミス」関税免除制度を廃止したことを受けた措置。
中華郵政は25日の発表資料で、「世界的な郵便制度では発送者が関税を事前に支払うためのサービスがまだ整備されておらず、中華郵政と契約している運送業者も商品郵便の配送停止を発表している」と説明した。同社は台湾の公営企業。
台湾以外でも各国・地域が米国向け小包の取り扱いを停止している。米当局から、関税の徴収方法や必要なデータの提出手続きに関する明確な説明がないことが理由。トランプ氏は7月、800ドル(約11万8000円)以下の米国向け小包を対象とした関税免除措置を今月29日に取りやめる大統領令に署名した。
原題:Taiwan Halts US Parcel Deliveries as De Minimis Exemption Ends (抜粋)

WACOCA: People, Life, Style.