ロシアのミサイル攻撃を受けたウクライナ・ムカチェヴォの米フレックスの工場で消火作業を行う消防士(提供:Press service of the State Emergency Service of Ukraine in Zakarpattia region/ロイター/アフロ)
(数多 久遠:小説家・軍事評論家、元幹部自衛官)
アメリカのトランプ大統領は、本年(2025年)1月に始まった第2次政権スタート以後、一貫してウクライナに対して厳しい姿勢をとり、侵略者であるロシアに融和的な姿勢を示してきました。
しかし、8月21日になって突然、ウクライナによるロシア領内攻撃を認める趣旨の投稿をSNSで行っています。
日本語に訳すと以下のような内容です。
「侵略国を攻撃せずに戦争に勝つことは、不可能ではないにせよ、きわめて困難です。それは、スポーツで素晴らしい守備力を持つチームが、攻撃を許されない状況に似ています。勝利のチャンスはありません! ウクライナとロシアの関係も同様です。不正でひどく無能なジョー・バイデンは、反撃することをウクライナに許さず、ただ防御させるだけでした。その結果はどうなったでしょうか? いずれにせよ、私が大統領であれば、この戦争は絶対に起こらなかったでしょう – 可能性はゼロです。興味深い時代が待っています!!! DJT大統領」
トランプ大統領がこの投稿をした理由は、その直前に行われたウクライナ・ムカチェヴォにあるアメリカ企業フレックス(Flex)に対するロシアの攻撃にあると言われています。
WACOCA: People, Life, Style.