2025年8月25日 | 18:40:00

(VOVWORLD) – 先週、将来におけるウクライナの安全保障を確保するための枠組み構築は、アメリカ、欧州連合(EU)、そしてロシアの間で争点となりました。




ウクライナの安全保障策巡り - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)

これは、8月18日にアメリカ・ワシントンで行われたドナルドトランプ米大統領とウクライナおよび欧州諸国の首脳とのサミット会談を受けたものです。

24日、ウクライナの首都キーウで、ユリヤ・スビリデンコ首相は、ウクライナ・ロシア担当米大統領特使と会談を行い、将来のウクライナの安全保障に関する措置について意見交換を行いました。これに先立つ22日、ゼレンスキー氏は、ウクライナの首都キーウを訪問した北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談した際、NATO加盟国の集団防衛を定めた北大西洋条約第5条に類似した強力な安全の保証が必要との考えを示していました。

ウクライナの将来の安全保障に関する問題は、現地時間の18日、ホワイトハウスで行われたアメリカのドナルド・トランプ大統領とウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領、そして多くのヨーロッパ諸国の指導者との首脳会談の後、中心的な議題となりました。

アメリカのバンス副大統領は24日放送の米NBCニュースのインタビューで、ロシアとウクライナとの軍事衝突が和平条件に関して大幅に譲歩していると述べました。

この中で、ラブロフ外相は、ウクライナへの安全の保証をめぐって議論が活発化していることについて「誰も他者の安全を犠牲にしてみずからの安全を強化することはできない」と述べ、ロシアの立場も尊重されるべきだと強調しました。そのうえで、2022年にトルコで行われたロシアとウクライナとの交渉で、ウクライナの安全の保証について国連安保理の常任理事国にドイツやトルコなどを加えた形で行う案が提示されていたことを思い出すべきだとして、ロシアなど複数の国が参加する枠組みが望ましいという考えを示しました。

一方、同じ番組のインタビューに対し、アメリカのバンス副大統領は「紛争開始からの3年半で初めてロシアはトランプ大統領に対して重大な譲歩を行ったと考えている」と述べたうえで、「重要なことはウクライナの領土の一体性に対して一定の安全保障が提供されることを認めた点だ」と述べました。

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