中国不動産大手の碧桂園、上期赤字の拡大予想 物件引き渡し半減

 8月22日、経営再建中の中国不動産大手、碧桂園控股(カントリー・ガーデン)は、上半期(1-6月)の赤字が185億元(25億8000万ドル)─215億元に達し、前年同期の151億元を上回るとの見通しを示した。写真は同社のロゴ。2023年8月9日、上海で撮影(2025年 ロイター/Aly Song)

[22日 ロイター] – 経営再建中の中国不動産大手、碧桂園控股(カントリー・ガーデン)(2007.HK), opens new tabは22日、上半期(1-6月)の赤字が185億元(25億8000万ドル)─215億元に達し、前年同期の151億元を上回るとの見通しを示した。物件の引き渡しが前年同期から半減したことと、資産の減損が増えたことが理由。

上期決算は8月29日に発表の予定。

上期の引き渡し件数は約7万4000戸で、前年同期の15万戸余りから大幅に落ち込んだ。

碧桂園は中国最大手の不動産開発会社だったが、2023年に110億ドルのオフショア債務でデフォルト(債務不履行)が発生し、中国不動産危機の深刻化を招いた。今月に入って既存のオフショア債券の49%を保有する主要銀行団との協議が合意に達し、総額141億ドルの債務再編に向けて一歩前進した。同社は引き続き債務問題の解決が最大の課題としている。

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