原油先物は小幅高、ウクライナがロシアのエネ施設攻撃を強化

25日アジア時間序盤の原油先物は先週末から小幅に続伸している。写真は2月18日、米テキサス州オデッサで撮影(2025年 ロイター/Eli Hartman)

[25日 ロイター] – 25日アジア時間序盤の原油先物は先週末から小幅に続伸している。ウクライナがロシアへの攻撃を強化し、石油供給への懸念が高まったほか、米利下げ観測が世界的な成長と燃料需要の見通しを押し上げた。

0050GMT(日本時間午前9時50分)時点で、北海ブレント先物は0.06ドル(0.06%)高の1バレル=67.79ドル、WTI先物は0.09ドル(0.14%)高の63.75ドル。

ロシア各地で24日、ウクライナのドローン(無人機)攻撃があり、西部クルスク州にあるクルスク原子力発電所で一時火災が発生し、原子炉の稼働能力が急低下した。また、主要な燃料輸出ターミナルである北西部ウスチルガで大規模な火災が発生した。 もっと見る

また、ドローン攻撃を受けた南部ロストフ州のノボシャフチンスク製油所でも火災が4日続いているという。主に輸出用の燃料を生産し、年間生産能力は500万トンに上る。

IGの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は「ロシアの石油インフラを標的にすることが成功しており、原油リスクはトップサイドにシフトしている」と述べた。

一方、バンス米副大統領は24日放送されたテレビ番組で、交渉によるウクライナ戦争解決に向けてロシアは「大きな譲歩」をしたと述べた。 もっと見る

このほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が9月に利下げを行う可能性を示唆したことで、投資家のリスク選好姿勢は改善した。

ANZのアナリストはメモで「市場全体がリスクオンの基調となったことでコモディティー(商品)全体の投資意欲が高まった」と述べた。

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