カナダのカーニー首相は24日、就任後初めてウクライナを訪問し、同国に侵攻したロシアとのいかなる合意も抑止力とウクライナの防衛強化の裏付けが必要だと訴えた。
カーニー首相は、キーウでの独立記念日の式典でゼレンスキー大統領と並んで演説し、ロシアのウクライナ侵攻について、「恐ろしい侵略行為であり、不法に満ちた歴史を再現しようとする狂気じみた試みだ」と非難した。
停戦実現後にウクライナの「安全の保証」確保を目指す約30カ国の「有志連合」にカナダも加わっている。和平合意の監視を支援する部隊派遣の可能性を排除していないが、カーニー首相は、同盟国がウクライナ兵に訓練と武器を提供することの重要性を強調してきた。
カーニー氏は「その平和が訪れる時、その日は必ず訪れるが、カナダもそこにいるだろう」と述べ、ウクライナの復興を支援していく姿勢を示した。
キーウで独立記念日のセレモニーに参加するカナダのカーニー首相(8月24日)
Photographer: Sean Kilpatrick/The Canadian Press/AP Photo
キーウに到着したカナダのカーニー首相(8月24日)
Photographer: Sean Kilpatrick/The Canadian Press/AP Photo
原題:Carney Tells Ukraine ‘Canada Will Be There’ to Aid in Peace (1)(抜粋)
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