左から奥木巡査部長とジゲン号、菅署長、井上警部補とカーラ号
中原警察署(菅健司署長)は8月18日、管内で行方不明になった高齢者を発見した県警の警察犬2匹と担当者に表彰状を贈った。
表彰されたのはジャーマンシェパードの雄・ジゲン号(6)と鑑識課警察犬係の奥木常允巡査部長、同雌・カーラ号(4)と井上太科也警部補。2匹は7月31日の夜に家族から行方不明と連絡があった下小田中の80代女性の捜索に従事。8月1日午前2時ごろ、自宅近くに倒れていた女性をジゲン号が発見した。現場に着いてから女性の靴下のにおいをかがせると、約5分で発見するというスピード解決。
奥木巡査部長は「日頃の訓練の成果を発揮することができた。ご褒美にジゲン号が大好きなボール遊びをたくさんしてあげた」と話した。感想を聞かれたジゲン号も「ワン(うれしい)」と声を発した。井上警部補は「カーラ号もよい経験が積めた。副賞のビーフジャーキーは好物なので喜んでいる」と代弁。県内には現在15匹の警察犬が24時間体制で待機。今年に入ってからの出動は100件を超える。ジゲン号は21回目、カーラ号は13回目の表彰。
菅署長は「においで探すという『鼻を利かせる』捜索は警察官にはできないこと。これからも頼りになる仲間として、区民の安全安心を守るために一緒に頑張っていこう」と称賛した。
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