ウェールズから来た(左から)ソフィアさんとベスさん(スクリーンショット)
訪日外国人が、母国と日本の日常が異なることに驚くのは珍しくありません。とくに、食文化の違いに遭遇した時の衝撃は大きいようです。外国人観光客に日本食を体験してもらいながら、日本の印象をインタビューするYouTubeチャンネル「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」に出演したイギリス人は、運営者のDaisukeさんとすき焼きを食べに行きました。そのなかで「ちょっと怖い気がする」と躊躇したものがあったようです。いったい、どんなものだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
合計17時間かけてやってきた初めての日本
イギリスのウェールズからやってきた、ベスさんとソフィアさん。ウェールズからロンドンへ移動し、ドバイを経由して、日本に到着しました。合計17時間ものフライトで疲れも残るなかですが、ふたりとも初めての日本に目を輝かせます。
大学で知り合い、今は社会人で、夏休みを利用して日本旅行を計画したというふたり。東京に2泊したあと、大阪、京都を回る予定です。
そんなふたりは、Daisukeさんの案内で、浅草のすき焼き店へ行くことになりました。ウェールズでは本格的な日本食を食べたことがないそうで、期待に胸を膨らませます。
「言葉にならないほどおいしい」
席に着くと、割り下が入ったすき焼き鍋に和牛が入れられていく様子に思わず絶句します。ビールで乾杯すると、すき焼きを食べる準備に入りました。
生卵が用意されると、器に入れてしっかりとかき混ぜます。ソフィアさんが「生で食べることはないわね」と言うと、ベスさんは「生で食べるのはちょっと怖い気がする」と続けました。海外では、衛生面などから卵を生で食べる習慣があまりないため、初めての体験に戸惑いもあるようです。
すき焼きが出来上がり、いよいよ実食。ベスさんは肉を卵にくぐらせると、「安心して食べられるわね」と笑いながらひとくちで食べました。じっくり味わうと、「なんておいしいの!」と目を丸くします。ソフィアさんも食べた直後、「言葉にならないほどおいしい。これはヤバい」と、すっかりすき焼きが気に入ったようです。
その後、肉をごはんと一緒に食べるなど、すき焼きを存分に堪能したふたり。ソフィアさんが「最高の体験をしているよね」というと、ベスさんも「すごいごちそう。夢のようだわ」と感激が止まらない様子でした。
動画のコメント欄には「おふたりともお肉もご飯も、もりもり食べてすごく好感度が高いですね」「欧米人は、お肉が好きだし、生卵は初めての人が多いから、すき焼きは一番良いチョイスだと思います」「生卵とすき焼きの組み合わせ最高ですよね。あと、ご飯と一緒に味わうことで旨さ倍増」といった声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
WACOCA: People, Life, Style.