(CNN) スペイン南東部の海辺の町グアルダマル・デル・セグラで今週、海中から有毒のウミウシが2匹発見され、地元当局が海水浴場の閉鎖を発表した。
地元警察はフェイスブックへの20日の投稿で、「ブルードラゴン(アオミノウミウシ)」の出現を受け、「住民の安全上の理由から、新たな指示があるまで公営の海水浴場での遊泳を全面禁止する」と明らかにした。
「ブルードラゴン」の俗称は神話上の青い竜に似ていることに由来する。体長わずか3センチほどだが、カツオノエボシのような有毒の生き物を捕食し、その毒を体内で再利用・濃縮することで、自らの300倍もの大きさの獲物を麻痺(まひ)させることができる。
警察は「この海洋生物との接触は危険で、皮膚に焼けるような痛みを引き起こす可能性がある」と警鐘を鳴らし、「浜辺に現れることがあっても極めて慎重に扱い、直接触れないように」すべきだと呼びかけた。
グアルダマル・デル・セグラのビーチで、アオミノウミウシ2匹が見つかった/Policía Local Guardamar/Facebook
禁止措置は21日までに解除され、遊泳が許可されたが、当局は引き続き注意を促している。
首長のホセ・ルイス・サエス氏は住民に対し、アオミノウミウシを見つけた場合は当局に通報するよう要請。手袋をしている場合でも触れないよう呼びかけ、刺された場合は患部を海水で洗い、医療機関にかかるよう助言した。
アオミノウミウシが地中海で目撃されるのはまれ。大西洋や太平洋、インド洋の温帯や熱帯の海域で、海流や風に乗って運ばれている様子が見つかるケースが多い。
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