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2025年8月22日 18:15

知事「信頼性を損ないかねない重大な問題」福岡県が当初の提示額の5倍で土地買収 再発防止策を発表 過去5年分を調査へ

福岡県が土地を買収した際、地権者に支払う補償金を2度にわたって引き上げていた問題です。服部知事は22日の会見で不適切な取り引きだったとの認識を示し、再発防止策を明らかにしました。

■福岡県・服部知事
「今回の対応は適切なものだとはいえない。信頼性を損ないかねない、重大な問題だと受け止めています。」

福岡県は、県道の整備で必要な赤村の山林およそ2500平方メートルを買収した際、地権者に対し補償金としておよそ431万円を提示しましたが、拒否されたため金額を引き上げ、5倍にあたる2165万円余りで取得しました。

福岡県の服部知事は会見で、取り引きは適切ではなかったとの認識を示し、過去5年間で同様のケースがなかったか調査する考えを示しました。

また、5000万円以下の土地の買収は県土整備事務所が審査することになっていますが、今後は土地の価格を算定する際に価格の引き上げが生じた場合は、金額にかかわらず本庁で審査を行うことを明らかにしました。

最終更新日:2025年8月22日 18:15

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