All About ニュース編集部は全国の20~70代の男女を対象に「山梨県の13市」についての独自調査を実施。「初見で漢字が読みにくい」と思う市ランキングの結果を紹介します。(画像出典:PIXTA)

山梨県の13市で「初見で漢字が読みにくい」と思う市ランキング
山梨県の13市で「初見で漢字が読みにくい」と思う市ランキング(画像出典:PIXTA)

All About ニュース編集部は2025年7月16~17日の期間、全国の20~70代の男女250人を対象に「山梨県の13市」についてのアンケートを実施。「初見で漢字が読みにくい」と思う市ランキングの結果を紹介します。

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第2位:都留市/87票
2位は都留市(つるし)でした。「都」に「留」と書いて「つる」。確かに初見では「とりゅう」や「みやこどめ」などと読んでしまいそうな組み合わせです。

都留の起源は古く、富士の裾野から蔓(つる)がのびた様子を想像し、「連葛」「豆留」などと書かれていました。また、鶴が多く生息していたことにあやかったともいわれ、万葉集にも歌われています。

ちなみに都留市にはリニア実験線の拠点となる山梨県立リニア見学センターがあり、時速500kmで走行するリニアモーターカーを間近で見学できます。

回答者からは、「都を「つ」とはなかなか読めないと思う」(40代女性/東京都)、「漢字だけ見たら北海道にありそうな感じがして読みにくいのかなと思いました」(40代女性/埼玉県)、「初見でちゃんと「つる」と読めた他県出身者に会ったことがないから」(30代女性/山梨県)、「未だに読めないです」(50代女性/長野県)といった声がありました。

第1位:韮崎市/102票
1位は韮崎市(にらさきし)でした。「韮」という漢字自体が日常生活であまり目にすることがなく、「ニラ」と読むことを知らない人も多いようです。

韮崎市の地名の由来は、市の周辺に広がる台地「七里岩(しちりいわ)」の先端がニラの葉のように尖っているから、という説があります。

また近年、韮崎市商工会の青年部が「韮崎にらの会」を結成し、ニラを使った新たな名物料理「にらまん」を作って町おこしに取り組んでいます。

サッカーの町としても知られ、韮崎高等学校は中田英寿選手の出身地でもあります。また、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士の出身地でもあり、「韮崎大村美術館」では博士が収集した美術品を見ることができます。

回答者からは、「1文字目が分からない」(20代女性/京都府)、「韮崎市の韮という漢字はほとんど使うことがないので、初見ではどう読んでいいかわからなかった」(60代男性/兵庫県)、「私は住んでいたことがあるので読めるのですが、在住中に住所を説明する時、なかなか正しく読んでもらえなかったから」(50代女性/東京都)などの声が上がりました。

※回答者のコメントは原文ママです

この記事の執筆者:古屋 江美子 プロフィール

ライター。山梨県甲府市出身。旅行を中心にウェブや会員誌等で執筆。これまでに訪れた国は約50カ国。山梨県の「やまなし大使」としても様々な情報を発信中。現在は神奈川県在住。総合情報サイト「All About」旅行ガイドも務める。

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