台湾ドルは21日、6営業日連続で値下がりし、5月以来の安値を付けた。台湾のテクノロジー関連銘柄から資金が流出している。

  ブルームバーグのデータによれば、台湾ドルは同日、対米ドルで一時0.6%近く下げ、1ドル=30.48台湾ドルを付けた。過去1カ月間では3.5%安と、世界の主要通貨の中で最もパフォーマンスが悪い。

  米ハイテク株売りを受け、海外投資家は20日に台湾株を差し引きで23億8000万ドル(約3500億円)相当売却した。売却規模は約11カ月ぶりの大きさとなった。

  バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)のアジア太平洋シニア市場ストラテジスト、ウィー・クーン・チョン氏は、米ドルの大規模なヘッジによるゆがみが市場で修正されていることも、台湾ドル安要因だと指摘した。

Taiwan Dollar Weakens to May's Level Due to Capital Outflows

 

 

原題:Taiwan Dollar Drops to Weakest Since May on Equity Outflows(抜粋)

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