大阪・ミナミのビル火災で亡くなった大阪市消防局の長友光成隊員(22)は宮崎県都城市の出身でした。
高校時代のサッカー部の副顧問が取材に応じ、「まだ22歳でやりたいことがたくさんあったと思う」と無念を語りました。
今月18日、大阪・中央区の道頓堀に面したビル2棟が焼けた火災では、ビルの内部で消火活動に当たっていた大阪市消防局の隊員2人が死亡しました。
このうち長友光成さん(22)は都城市の出身で、都城工業高校のサッカー部ではゴールキーパーとして活躍していました。
21日、長友さんを指導していたサッカー部の鎌田昭則副顧問が学校で取材に応じ、「キーパーとしてチームのピンチを何度も救い、正義感が強く、頼りになる存在でした。高校時代から消防士が第1志望で、人となりから向いているなと感じていました。正義感が強いから逃げるという選択をしなかったのか、それでこういう結果になってしまったのかと思うと残念です」と話しました。
そのうえで、「まだ22歳で、人生でやりたいことがたくさんあっただろうにこんな形になり、非常に無念です。みんなで君のことを覚えておくからねと伝えたいです」と涙を浮かべながら話していました。

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