米グーグル、EUの圧力受けアプリストア条件更新

 8月19日、米アルファベット傘下のグーグルは、欧州連合(EU)の圧力を受け、アプリ開発者が顧客をグーグル以外のチャンネルに誘導しやすくすると発表した。ニューyホークで2020年10月撮影(2025年 ロイター/Carlo Allegri)

[パリ 19日 ロイター] – 米アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下のグーグルは19日、欧州連合(EU)の圧力を受け、アプリ開発者が顧客をグーグル以外のチャンネルに誘導しやすくすると発表した。EUの競争規制当局は3月、グーグルによる「デジタル市場法(DMA)」違反が2件あったと明らかにした。 もっと見る

当局はアルファベットについて、アプリ開発者が消費者を他のアプリストアに誘導することを技術的に妨げていると指摘。アプリストア「グーグルプレイ」を通じた新たな顧客獲得の対価としてアプリ開発者に請求されるサービス料は正当な範囲を超えていると述べた。

グーグルはブログ投稿で、欧州委員会、開発者、その他の専門家との話し合いを経て一定の条件を更新すると表明。「このような変更により、『アンドロイド』ユーザーが有害なコンテンツにさらされたり、アプリ体験が悪化したりする可能性があるという懸念は依然としてあるが、欧州委員会とのDMAを巡る話し合いを経て、アンドロイド開発者向けに手数料を改定し、選択肢を増やすことで、EU向け『外部提案プログラム』を更新する」と述べた。

さまざまな独占禁止法違反でEUから80億ユーロ(93億ドル)以上の制裁金を科された同社は、DMA違反が最終的に認定された場合、世界での年間売上高の最大10%の罰金が科されるリスクがある。

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