トランプ大統領とプーチン大統領の会談では停戦合意にまでは至らなかったが、その結果を受けてのウクライナや欧州側との首脳会談が開かれた。内容は想定の範囲内であったが、明確にトランプ大統領が米軍を出してでもウクライナの安全を保障すると言い切ったことが目立った。その一方で欧州側は軍事力による現状の変更を認めないと繰り返したことで、なお領土の譲渡に関しては紛糾しそうな火種を残している。
米国株は狭い値幅で小動き。高値警戒感もあるが、週末のジャクソンホール期待というのもあって、動くに動けない状態のようだ。為替相場ではややドル高が進んだが、これとても小さな動きだった。
ドル円が動かなくなる一方で、ユーロ円が徐々に切り上がってきた。このまま再び173円台乗せを目指しているということだ。そしてそれはリスクに敏感とされるクロス円なので、それが米国株や中国株、欧州株、そして日本株の高騰に裏付けられているようだ。世界的に株価の調整を迎えるまでは、クロス円は高値うかがいを続けることになり、しかるにドル円も腰が強い状態が継続しそうだ。
日本時間 15時00分
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