長崎県は19日も気温が上がり、島原市では日中の最高気温が35.1度と猛烈な暑さとなりました。
県内では、20日も長崎市と佐世保市で最高気温が34度と予想されるなど、厳しい暑さが続く見込みです。
気象台によりますと、長崎県は19日も高気圧に覆われて晴れたところが多く、日中の最高気温は島原市で35.1度、松浦市で34.9度、南島原市で34.8度、長崎市で33.8度などと、ところによっては猛烈な暑さとなりました。
厳しい暑さとなった南島原市では、強い日ざしを避けるため日傘をさして歩く人やペットボトルのお茶を飲んで水分を補給する人の姿が見られました。
また、市内の道の駅ではソフトクリームなどを買って食べる家族連れの姿が目立ちました。
大阪から家族と来ていた40代の女性は「この夏は冷たいものを、毎日、食べています。家にいるときは1日中、エアコンをつけているので、電気代が怖いです」と話していました。
気象台によりますと、県内は20日も高気圧に覆われ厳しい暑さが続く見込みで、日中の最高気温は長崎市と佐世保市で34度、対馬市厳原と五島市で32度と予想されています。
【長崎県内 11人が熱中症の疑いで搬送】
NHKが各消防に取材したところ、19日午後5時の時点で、長崎県内では11人が熱中症の疑いで病院に搬送されたということです。
このうち雲仙市では、89歳の女性が畑の中で意識を失って倒れているのを通りがかった男性が見つけ、病院に運ばれたということで、消防によりますと女性は「重症」だということです。
このほか県内では4人が「中等症」、6人が「軽症」となっています。

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