公開日時 2025年08月19日 05:00更新日時 2025年08月19日 11:12

首里城地下の32軍壕第1坑口、きょうから発掘調査 周囲を一般公開 沖縄
白いテープで囲まれた、今後の掘削予定箇所。見学者は、フェンス越しから間近で調査を見ることができる=18日、那覇市の首里城公園

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渡具知 和奏

 県は19日から、那覇市の首里城地下の日本軍第32軍司令部壕第1坑口について、坑口に通じる通路の確認などを目的とした発掘調査を開始する。併せて、同日から9月中旬の火~金曜、調査を一般公開する。18日、発掘調査のスケジュールなどについて県が公表した。

 第1抗口は昨年度の調査で明確な位置が特定された。抗口の内外から、敷き詰められた多数の床板や坑木(柱)、側壁などが確認されている。

 県によると、今回の発掘調査は9月下旬ごろまで続く予定。主に、抗口外側の掘削を進める。抗口へと通じる通路を確認するほか、抗口周辺にあり、物資の保管やシェルターに使用されていた掩蔽(えんぺい)壕との関連性などを調べていく。

 一般公開は、安全対策として設置されたフェンス越しから、発掘の様子を見ることが可能。

 公開時間は午前9時15分~午後4時半となっている。

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