【写真を見る】新型コロナ感染拡大…夏の流行始まる 「家庭内で感染繰り返されている」大分県が対策呼びかけ

8月10日までの1週間に大分県内で確認された1医療機関あたりの新型コロナ感染者数は、前の週から0.86人増え、7.84人でした。感染者数は6月下旬から6週連続の増加です。

保健所別では南部が12.8人、大分市が10.82人で、県独自の注意報基準である10人を超え、東部が7.92人などと続いています。

(県健康政策・感染症対策課 池辺淑子課長)「最近増え始めたので、夏の流行が来たのかなと捉えています」

冬と夏の年2回流行する傾向がみられる新型コロナ。県は夏の流行が始まったとみています。

(県感染症対策課 池辺淑子課長)「医療機関や施設で集団感染のようなものが起きていたり、職場の中で感染拡大したりして、家庭内の感染拡大が繰り返されているような状況です」

一方、小児に多い百日せきの感染者数は、県内で今年すでに668人に上り、これまで最多の年間270人を大きく上回る報告数となっています。

お盆の時期は人が集まる機会も多いことから、県は基本的な感染対策を心がけてほしいとしています。

(県感染症対策課 池辺淑子課長)「お盆の時期は普段会わない人との交流がある。家族の中で体調が悪い人がいたら、みんなと一緒に過ごすのではなく、部屋を別にして休んでもらうとか、不用意に感染を拡大させないための皆さんの努力が必要と考えています」

また、暑さが続く中エアコンの使用時にも室内の換気が重要として、感染症対策と熱中症対策の両立を呼びかけています。

大分放送

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