お盆を締めくくる、福島市の夏の風物詩、「とうろう流し花火大会」が17日夜、市内の阿武隈川の河川敷で行われました。

福島市の「とうろう流し花火大会」は、毎年8月17日に行われ、お盆を締めくくる夏の風物詩となっています。

17日夜、市内の阿武隈川の河川敷には大勢の市民らが訪れ、亡くなった人の名前などが書かれた灯ろうを関係者らが河川敷に並べて火をともし、一部を川に流していました。

およそ6000個の灯ろうが川辺を明るく照らす幻想的な光景を前に、訪れた人たちは目を閉じて手を合わせていました。

このあと、河川敷ではおよそ500発の花火が打ち上げられ、福島市の夜空を彩りました。

東京から帰省して訪れた女性は、「主人の実家が能登なので、被災した親族を思いつつ、ご先祖さまが穏やかに過ごしてほしいと祈りました。まだ暑いですが、これで夏休みも終わりですし、息子によい思い出ができたと思います」と話していました。

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