長崎被災協=長崎原爆被災者協議会は、被爆80年のことし以降も被爆者の声を継続して発信していくため、証言動画の収録に協力する被爆者の募集をさらに進めていくことを決めました。

長崎被災協は、被爆80年となることしの8月9日に向けて、世界中に核兵器廃絶を訴えるため94人の被爆者の証言動画をYouTubeやSNSなどで発信してきました。

ことし以降も核廃絶に向けた発信を途切れさせないよう証言動画をさらに増やしたいとして、長崎被災協では収録に協力してくれる被爆者の募集を今後も継続していくことを決めました。

また、SNSでの発信をさらに強化するため、動画の撮影や編集、それに翻訳などのボランティアもあわせて募集しています。

記者会見した長崎被災協の横山照子副会長は、ことしの「長崎原爆の日」を「被爆80年は節目ですが、被爆者はまだ生きているので1つの通過点だったと思います」と振り返った上で、「被爆の実相をこれでもかというくらい、見て聞いてもらわないとわからないと思うので、しつこくやっていかないといけません。ぜひたくさんの人に語ってもらいたい」と話していました。

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