ＵＳスチールは15日、ペンシルベニア州クレアトン工場で起きた爆発事故について、メンテナンス作業の準備過程で行われたガスバルブの洗浄が原因だった可能性があると明らかにした。11日に発生したこの事故では作業員２人が死亡した。
同社は電子メールで送付した資料で、「バルブ内に圧力が蓄積し、それがバルブの破損を引き起こし、コーク炉ガスが周囲に充満した。そして、着火源に触れたことで最終的に爆発が発生した」と説明。調査は「初期段階」にあり、可能になり次第、さらなる情報を提供するとした。
今回の事故は、日本製鉄がＵＳスチール買収手続きを完了してから２カ月足らずのうちに起きた。ＵＳスチールは長年にわたり自社設備への投資が遅れていた。
関連記事：ＵＳスチールのペンシルベニア州工場で爆発、２人死亡－複数負傷
原題：US Steel Says Deadly Explosion Likely Caused by Valve Failure（抜粋）
(情報を追加して更新します)
WACOCA: People, Life, Style.