
米国株式市場はダウ工業株30種が上昇して取引を終えた。2021年1月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 15日 ロイター] – 米国株式市場はダウ工業株30種(.DJI), opens new tabが上昇して取引を終えた。取引時間中に一時、最高値を更新した。一方、他の主要株価指数は下落。この日発表のまちまちの経済指標を受け、連邦準備理事会(FRB)の金融政策の動向に不透明さが残った。医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ(UNH.N), opens new tabは約12%高。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが14日、ユナイテッドヘルス・グループへの新たな投資を明らかにし、株式保有比率を引き上げた。S&P総合500種のヘルスケア(.SPXHC), opens new tabは1.65%高。2022年10月以来の最高の週間パフォーマンスとなる見通しとなった。
足元の労働市場の弱さと、関税措置の影響でインフレが加速する兆候がまだ見られないことから、市場では来月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げがほぼ確実視されている。
テミス・トレーディングの共同創業者、ジョー・サルッツィ氏は「問題は、関税がすでに財(モノ)の価格に影響しているかどうかだ」とした上で、その影響はまだ出ていないように見えるとの見方を示した。また、市場は9月の利下げをほぼ織り込んでいるものの、ボラティリティーの低さとバリュエーションの水準から楽観的な見方が広がっており、リスクを見過ごしている可能性があると述べた。
この日発表の経済指標はまちまち。7月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.5%増加し、エコノミスト予想と一致した。9月の新学期に向けた商戦などで押し上げられた。また、米ミシガン大学の8月の消費者信頼感指数(速報値)が市場予想に反し低下したほか、労働省発表の7月の輸入物価指数は前月比0.4%上昇した。その他の個別銘柄では米半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズ(AMAT.O), opens new tabが14%安。14日発表した第4・四半期決算(2025年8─10月)の売上高予想が市場予想を下回った。半導体大手インテル(INTC.O), opens new tabは2.9%高。ブルームバーグは14日、トランプ政権がインテルの株式取得の可能性について協議していると報じた。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.3対1の比率で上回った。ナスダックでも1.36対1で値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回った。
米取引所の合算出来高は163億株。直近20営業日の平均は182億株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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