
イタリアのアエロイタリア航空は、将来的にスカイチームに加盟することに意欲を示しています。
2022年から運航を開始した同社ですが、順調に事業を拡大し、現在は11機を保有するエアラインへと成長しました。今後は2027年までに最大25機体制にまで拡大する計画としており、これに伴い将来的にスカイチームに加盟することも視野に入れています。
この計画は、同社のGaetano Intrieri CEOが海外紙のインタビューで明らかにしたもので、デルタ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空とインターライン契約を開始しましたが、将来的にはインターラインを超え、より深化した提携を行えるようにアライアンスに加盟することが必要であるとの認識を示し、そのアライアンスはスカイチームであることを明言しました。
なお同国のITAエアウェイズは、ルフトハンザグループの買収によりスカイチームを脱退し、現在スターアライアンスに加盟する手続きを行っており、スカイチームもイタリア市場の空白を埋めるために代替パートナーとしてアエロイタリア航空を必要としている状態となっています。
なお現在アエロイタリア航空とITAエアウェイズは、ブランドをめぐり係争中となっており、今後様々な面でライバルとなっていくことが予想されます。Photo : Aeroitalia
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