北秋田市にある「くまくま園」では、クマが退場した運動場に入ってエサとなる果物を隠し、その後、クマがどのように果物を探して食べるのかなど観察するイベントが開かれ、大勢の親子連れなどが参加しました。
このイベントは、現在、ヒグマを13頭、ツキノワグマを43頭飼育している北秋田市のくまくま園で、多くの人にクマの生態を知ってもらおうとお盆休みにあわせて、14日行われました。
イベントには、およそ70人の親子連れなどが参加し、ふだんは入ることができないヒグマの運動場にクマが退場している間に入り、エサとなるリンゴやオレンジなどを木の下に隠したり、石の上に置いたりしました。
その後、参加者たちが退出した運動場にはメスのヒグマ4頭が入り、隠されるなどした果物を食べていました。
園の飼育員によりますと、クマは数キロ先のにおいも嗅ぎつけることができるということです。
参加した人たちは、自分たちが隠すなどしたエサを見つけて食べるクマの姿を興味深そうに見ていました。
由利本荘市から来たという男の子は「グレープフルーツを食べてくれてうれしかった。迫力がすごかった」などと話していました。
また千葉県から家族で来たという男性は「貴重な経験ができてよかったけど怖かった。もしクマがどっかにいたらとドキドキしました」などと話していました。
このイベントは15日も開かれる予定です。
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