メンタルヘルスと高齢化に関するシンポジウム開催報告 - La France au Japon

　本イベントは2部構成で開催されました。第1部のシンポジウム「高齢者ケアの再考：施設から家庭的な環境へ」では、高齢者のニーズに合わせた、より人間中心のアプローチのために必要なケア環境の変革に関する考察をめぐり、複数の著名な専門家が意見交換を行いました。

　第2部の講演会「こころとからだの関係を解く：健康と感情について」では、感情制御とケアおよび予防のアプローチへの感情の統合をめぐって考察を深めることができました。

　フランスではメンタルヘルスが2025年の国家的大義として掲げられましたが、そうした中でフランス、日本、ベルギー、カナダの専門家が一堂に会した本イベントは、この分野における科学協力強化の重要性が際立ちました。2025大阪・関西万博のベルギーとカナダのパビリオンで最初のイベントが行われてから数日後に開催された今回のイベントは、高齢化、孤独・孤立、メンタルヘルスという現代の共通課題に直面するフランス、日本、ベルギー、カナダの間で重ねられる活発な対話の一環です。

メンタルヘルスと高齢化に関するシンポジウム開催報告