第107回全国高校野球選手権第7日 2回戦 岡山学芸館 3―0 松商学園 ( 2025年8月12日 甲子園 )

<全国高校野球選手権 岡山学芸館・松商学園>初回、岡山学芸館・繁光は左前に先制適時打を放つ(撮影・北條 貴史)
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2年連続4回目出場の岡山学芸館が松商学園(長野)を破り、2年連続、出場3大会連続となる初戦突破を果たした。
県大会の準々決勝から3試合続けて相手左腕を攻略した左打者6人の打線が、松商学園先発左腕の加藤高慎(3年)を序盤にとらえた。敵失で出塁した1番・明楽大瑶(3年)は二盗に失敗したが、1死から中前打の2番・藤原颯太(2年)がディレードスチール。2死二塁から4番・繁光広翔(2年)の左翼線適時打で先制した。この回の追加点はならなかったものの、さらに重盗を決めるなど足で揺さぶった。3回には1死一、三塁から一塁走者の繁光が二盗。相手捕手の悪送球を誘って2点目を挙げた。
最速140キロ左腕の先発・青中陽希(3年)は1回から5回まで毎回得点圏に走者を背負ったものの、要所を締める粘りの投球。打線は8回1死一、三塁から5番・山田涼(3年)のスクイズで貴重な3点目を挙げ、青中は6安打4四死球ながら完封勝利をマークした。
岡山学芸館は甲子園初勝利をマークした19年は2回戦からの登場で1勝、昨年は2勝したが、いずれも3回戦で敗れた。3度目のチャレンジとなる3回戦では23年選抜優勝校の山梨学院に挑む。
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