北海道出身の吉本新喜劇芸人 もじゃ吉田 コンプレックスの髪を芸名に不屈の男歩む道

吉本新喜劇のもじゃ吉田(40)は、その名前が示すとおりヘアスタイルがトレードマーク。北海道出身で、大阪に来るまでは新喜劇を見たことがなかった。座員となって11年。8月29日にはバレーボールの人気チーム・大阪ブルテオンを招いて、新喜劇とバレーのコラボ公演が開催される。



お笑い2025.08.14 06:00




































































































漫才コンビへて…14年オーディション入団
8・29NGK大阪ブルテオンとコラボ公演

かつてはコンプレックスだった髪の毛だが、今やトレードマークとなったもじゃ吉田

かつてはコンプレックスだった髪の毛だが、今やトレードマークとなったもじゃ吉田

今春、滝川市でお笑い公演実現
吉本新喜劇上演され、故郷に錦

ことしの夏は、ひときわ暑い。北海道滝川市出身のもじゃ吉田は、あきれたような顔で話す。

もじゃ僕の実家では、ずっとエアコンもなかったんです。夏でも夜になれば涼しいほどでした。周囲の家でも冷房なんか必要なかった。でも、最近の暑さはちょっと異常。実家でも数年前にエアコンを入れました。ことしは北海道の各地で猛暑日(最高気温が35度以上)が続いて大変です。北海道の暑さはもう大阪と変わらないですし、逆に大阪の冬は北海道以上に寒いと思います。僕はぶるぶる震えていますよ。

その故郷・滝川市でことし4月に「空知お笑い祭り2025」が開催された。目玉は吉本新喜劇公演で、もじゃは故郷に錦を飾った。レイチェル、もりすけ、安井政史、松浦景子ら新喜劇の仲間ととともに、もじゃは大奮闘した。

もじゃそれはもう、すっごい盛り上がりでした。大阪とは違って、もともと北海道にはお笑い文化なんて何もない土地でしたが、新喜劇の底力をあらためて知らされた思いです。なじみのある友人知人が何人も来てくれましたし、ふだんとは違う、僕にとっては特別な日になりました。僕は滝川市ふるさと大使第5号を務めさせてもらったんですが、できることなら来年も再来年も地元で吉本新喜劇を見てもらいたいですね。

お笑いあこがれ…高校卒業し、大阪へ
北海道では新喜劇の放送なく、知らず

もじゃは高校を出て大阪にやってきたが、地元では当時、吉本新喜劇のテレビ放送がなかった。ただ、お笑い芸人にあこがれ、NSCに入学した。


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大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。


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