観測史上、異例の暑さが続く山陰地方。日本有数の観光地である鳥取砂丘も、真夏の厳しい日差しと高温に晒されている。

そんな過酷な環境下で観光を楽しむ人々や、現場で働く従業員を守るため、花王のスキンケアブランド「ビオレ」が新たな取り組みを開始したようだ。

砂丘の入口で提供される暑熱対策

花王は、一般財団法人自然公園財団や鳥取砂丘ビジターセンター、熱中症予防声かけプロジェクトと連携し、2025年7月19日から8月17日にかけて鳥取砂丘の入口で暑熱・紫外線対策の啓発活動を強化する。

具体的には、肌にのせる前の肌温度からマイナス3℃の状態が1時間続くという『ビオレ 冷タオル』の個装販売を実施。

さらに、高温多湿といった過酷な環境にも耐えるビオレUVシリーズ最高クラスの日やけ止め『ビオレUV アスリズム』の無料試用体験コーナーが設置されるとのこと。これにより、来訪者が「暑い」と感じたその場で対策を講じられる環境の提供を目指す。

© 花王株式会社

記録的猛暑が後押しした初の試み

この取り組みの背景には、2025年の記録的な猛暑があるという。

山陰地方では観測史上最も早い梅雨明けが記録され、真夏日の日数も過去最多となるなど、屋外での活動における暑熱対策の重要性が高まっていた。

鳥取砂丘において、飲料以外の暑熱対策商品を販売するのは今回が初めての試み。観光客への対策に加えて、過酷な環境で働くビジターセンターの従業員には「ビオレUV アスリズム」の現品が無償で提供され、労働環境のサポートも行うようだ。

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肌への配慮が快適な夏へつなぐ

今回提供される『ビオレ 冷タオル』は、首にかけられる46cmの大判シートで、たっぷりの冷却ウォーターを含んだシートが気化熱の作用で肌のほてりを逃がし続ける仕組みを持つ。

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一方の『ビオレUV アスリズム』は、汗や擦れに強く落ちにくい「タフブーストTech」を採用した日やけ止めで、エッセンスタイプとミストタイプの2種類が用意されるという。

花王は、肌を人と社会をつなぐ重要なインターフェイスと捉えており、今回の鳥取砂丘での活動も、肌を通して人々の快適な体験を支えるというブランドの思想を体現した取り組みといえるのかもしれない。

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