◇国内男子◇ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 事前(13日)◇御前水GC (北海道…
記事全文を見る
◇国内男子◇ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 事前(13日)◇御前水GC (北海道)◇6951yd(パー72)
今季から初めて欧州ツアー(DPワールドツアー)にフル参戦している桂川有人は、基本的に4試合前後の連戦と休養を繰り返すスケジュールを組んでいる。直近の4連戦はタフだった。イタリア→ドイツ→スコットランドと転戦した翌週の締めくくりが「全英オープン」の裏開催となる「バラクーダ選手権」。米本土カリフォルニア州での試合だった。
文字通り世界を股にかけてゴルフをしている26歳。「米国内の最大3時間の時差に比べたら、ヨーロッパはイギリスでも(欧州大陸と)時差は1時間ですし、約2時間くらいあれば移動できちゃう。アフリカはアフリカで(日程が)シリーズごとに分かれていますし、日本で言う、県が違う感覚に近いんじゃないかな」と笑い飛ばすが、バラクーダ選手権から日本へ戻ってきた時はさすがに体調を崩してしまったという。「疲れがきたのか、久しぶりに風邪をひきました」と話す。
大会を主催する国際スポーツ振興協会(ISPS)と所属契約を結ぶホストプロとして、今季初の国内参戦。賞金ランキング1位を走る同学年の生源寺龍憲をはじめ、転戦中も母国ツアーの動向は気にかけている。「自分が見ていないうちに変わっている部分もいっぱいあると思う。みんなから刺激をもらっていきたいですし、自分なりにプラスにしていけたら」。視線は、自然と主戦場での戦いに向いた。
ここまで15試合の出場でトップ10入りは3月「ポルシェ シンガポールクラシック」(6位)の1試合。4打差4位で最終日を迎えた7月「BMWインターナショナルオープン」は11位、バラクーダ選手権も好位置で大会を折り返しながら29位にとどまった。年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)は106位。上位70人に絞られる「アブダビ選手権」、同50人の「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」という11月のシーズンラスト2試合は「ヨーロッパツアーに出ているからには経験したい」とたどり着きたい舞台だ。
次週はイングランドに飛んで「ベットフレッド英国マスターズ」に出場し、さらにスイス、アイルランド、イギリス、フランスと飛び回る予定。今大会を含めた6連戦のハードスケジュールに「ちょっとやりすぎてるんですけど、出たい試合ばっかりで。(連戦の合間も)『ゴルフ、好きなんだな』って自分で思うんですけど、うまくなることを目指してやっているのは楽しいですし、幸せですね」。モチベーション高く、チャレンジを続けている。(北海道苫小牧市/亀山泰宏)
WACOCA: People, Life, Style.