雨が少なかった影響でコースを短くしていた山形県戸沢村の「最上川の舟下り」は、まとまった雨が降ったためおよそ1ヶ月ぶりに通常運航に戻り、多くの観光客が楽しむ姿が見られました。
戸沢村の「最上川の舟下り」は、雨が少なかった影響で水位が例年より2メートルほど下がり、舟に川の岩がぶつかるなどして安全に運航できないため、ここ1か月余り、乗船場の周辺を2周するおよそ3キロのコースで営業していました。
ここ数日でまとまった雨が降ったことから、水位が戻って通常の12キロのコースで運航を再開し、お盆休みも相まって全国から観光客が訪れています。
観光客たちは、川の両岸に広がる樹齢1000年とも言われる大きな「神代杉」や、「白糸の滝」などの説明を受けたり、船頭の唄う「最上川舟唄」を聞きながら、およそ50分の船旅を楽しんでいました。
船頭の岸昭夫さんは、「12キロ下ってこないと私たちは仕事した気にはなりません。ようやくお客さんに楽しんでもらえてよかったです」と話していました。
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