サッカーJ1アルビレックス新潟の熱い戦いが続いています。新潟日報の紙面でも選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します。
アウェー セレッソ大阪戦・試合前日
練習後、入江徹監督のほか、FWブーダ選手、DF舩木翔選手が各社合同の前日会見に出席しました!
◆FWブーダ選手「なすべきこと必ずやり遂げる」
(ブーダ選手は当初、新潟は暑いと言っていたが、慣れてきたか)
慣れてきましたし、すごくいいプレーできるような状況にはなってきていると思います。
(初めての海外チームでのプレーだが、コンディションは維持できているか)
シーズン中の移籍だったので、自分のフィジカル的には、特にここに異動したからと言ってダウンしたことはなく、良いコンディションを維持したままプレーできています。
(ブーダ選手の特徴としてシュートもだが、味方を活かせるプレーができると聞いている。練習で手応えは)
僕はやっぱり外国からの移籍なので、まず日本に慣れることっていうのが最初の課題だったと思います。時差も含め、色々と新しいこと、名前を覚えたりとかも含めて。それが最初だったんですけど、チームメートやコーチ、監督、いろんな方々からの助けを得て、自分がこのチームでプレーすることに対してストレスもないですし、いい形でプレーできるようにトレーニングできていると思っています。
(セレッソ大阪に勝利するために、どのようなことが必要だと思うか)
リーグ再開になって最初の相手がセレッソですが、アウェーですし、(セレッソは)いい選手が非常に多いチームということも含めて知っています。彼らはホームゲームなので、アドバンテージもある中で、難しい状況であることは間違いないですが、勝ち点3、または勝ち点1で、とにかく僕ら、自分たちができることをすべて成し遂げることが何よりも重要だと思いますので、ポイントを落とさないことを必ず実行する、それを胸にプレーをしたいと思います。
(今日の練習を見ても、すごくチームメートと仲良く、息が合っているようだったが、チームの雰囲気は)
ピッチの中のことは、本当に時間が過ぎていけばいくほど、僕自身もそうですけど、チームメートの関係っていうのも、いい形でできているように思います。僕らのシナジーじゃないですけど、練習の中でかなり改善されているというか、非常に良くなっていることは間違いないと思いますので、それが試合につながればと思います。
(出場すればJリーグデビュー、思いは)
相手のスタジアムでのデビュー戦ということになるので、多くの観客が来てくれるゲームであることは間違いない。そういうところでプレーすることは自分自身にすごく大きなモチベーションを与えてくれると思います。
ただ一方で、やっぱり自分の最初の試合は新潟でできたら良かったなと思っていました。もちろん、まだプレーするかどうか決まっていないですけれども、新潟でデビューすることというのは、自分自身が一番望んでいたことではあります。
(J1残留に向けた残りの試合になってくる。自分の役割をどう捉えているか)
僕らにとって、とにかく重要なことはピッチ内外においてチームが一体になること。それが、これからJ1に残る上で重要なことだと思います。なので、僕自身だけではなくて、チームが共に前に進めるような姿勢をどうにか構築していくこと。コミュニケーションもそうですけど、どんなに苦しい状況でも1人も投げ出すことなく、全員で戦いきることっていうのをどれだけできるかということが大事ですし、それをどういう風に促すかということが僕にとって大切な役割だと思います。
(今日、パス回しのセッションでミゲル選手とジャンケンをしていたが、なかなかタイミングが合わなかったようだった)
とても難しいですよね。ジャンケンっていうものを今さら学んでいます。そもそもミゲルがジャンケンを理解しているかも分からない(笑)で、結局負けちゃいましたけど。
(ゴールを決めるため、駆け引きで大切にしていることは)
僕にとって重要なのは、ディフェンスラインをどのようなタイミングで取るか。すごくチーム、選手として大事な役割であるキャラクターだと思っています。ボールホルダー、相手ディフェンダーがどのような状況か、そこでどのタイミングで裏を取れば自分が簡単にスコアできるか。裏を取ってしまえば、相手のディフェンダーが関係ない状況で点を取れる状況を作れる。だから、抜け出しのタイミングっていうのは大切にしていますね。
(中盤の選手にどういうボールやクロスがほしいとか、自分から発信していく)
試合において、コミュニケーション自体はかなり難しいです。なぜなら大きな歓声も含めて、そもそも言語も違います。音とかで通じ合うことは難しいから、だからアイコンタクトの中でどれだけ多くの情報を共有できるかってことをトレーニングを通じて、そして試合に繋げていくことになります。
(サポーターもシーズンの中断期間があり、新しい選手が入ってきて、すごく期待している。どんなインパクトを残したいか)
もちろんサポーターのみなさんが勝利を期待していることは間違いないです。ですが、どのように勝つかってことが、僕らがすごく大切にするべきことだと思います。
戦って相手を倒すこと。それを僕らはピッチの中でどのように実行できるか。
いいゲームで、そして勝つことを僕らが実行できれば、サポーターもきっと納得して残りのシーズン、期待を持って見てくれると思うので、いいゲームをすることにコミットしたいと思います。
◆「勝つことだけ考えてやる」C大阪から移籍のDF舩木翔
(古巣との対戦となるが、思いは)
今までの取材でも言ってますが、20年ぐらいお世話になったクラブなので、本当に思い入れはあります。完全移籍することが初めてなので、すごくやりづらいイメージもありますけど、こっちに来て1ヶ月ほど練習もやってきたし、もう今は新潟の残留のために戦うと思ってるので。そこは関係なく、明日は勝利のことだけ考えて戦えればいいかなと思っています。
(対戦が楽しみな選手はいるか)
いないっす。別にそれはないっす。
(1カ月間練習してきて、手応えは)
新潟が今まで築いてきたポゼッションのスタイルっていうのは、…
残り3181文字(全文:5735文字)
WACOCA: People, Life, Style.