福島県のアートと知識の拠点といえば、福島県立美術館と郡山市立美術館、そして隣接する福島県立図書館と郡山市立中央図書館。

どちらも福島県を代表する文化施設ですが、さて、どっちがどんな魅力を持っているのか? 美術館と図書館の両方でガチンコ対決! 

規模、コレクション、雰囲気、アクセスなどを比較して、どちらがあなたにピッタリか探ってみましょう!

 

福島県立美術館は、

〒960-8003 福島県福島市森合西養山 1番地

にあります。福島県立美術館のほうはもう八年くらい行ってないですかね。

ここは隣接して福島県立図書館も。

この図書館は福島県内最大だと思われますが、郡山市立中央図書館とどちらが大きいのでしょうか。

 

福島県立図書館と郡山市立中央図書館の規模を比較するため、蔵書数、閲覧席数、施設の延床面積などの観点から検討します。以下は、両図書館の主要なデータを基にした比較です。

福島県立図書館vs郡山市立中央図書館1. 蔵書数
福島県立図書館: 952,000点
郡山市立中央図書館: 536,281点

 

福島県立図書館の蔵書数が約95万点であるのに対し、郡山市立中央図書館は約53万点で、蔵書数では福島県立図書館が約1.8倍大きいです。

 

2. 閲覧席数
福島県立図書館: 153席
郡山市立中央図書館: 263席

 

 

閲覧席数では、郡山市立中央図書館が福島県立図書館の約1.7倍の席数を有しており、座席数の面では郡山市立中央図書館が上回っています。

 

3. 延床面積
福島県立図書館: 具体的な延床面積のデータは提供された情報に記載がありませんが、信夫山麓の福島大学森合キャンパス跡地に位置し、広大な敷地に建てられていることから、比較的大規模な施設であると考えられます。
郡山市立中央図書館: 延床面積は5,888㎡(地上3階、地下1階、敷地面積4,652㎡、建築面積2,293㎡)。

 

 

福島県立図書館の延床面積に関する具体的な数値が不明のため、直接比較は困難ですが、郡山市立中央図書館の5,888㎡は中規模以上の公共図書館としては標準的な大きさです。福島県立図書館は県全体を対象とした施設であるため、施設規模は同等かそれ以上である可能性があります。

4. その他の特徴
福島県立図書館: 福島県全体を対象とした県立図書館として、幅広い資料(特に郷土資料や学術資料)を提供し、自習室やPC持ち込み可能な席、電源、Wi-Fiを備えています。夏季には研修室を自習室として開放するなど、学習環境も充実しています。
郡山市立中央図書館: 麓山公園に隣接し、視聴覚ホール(250席)や会議室、学習コーナー、こども図書館などを備えた多機能な施設です。また、電子図書館やナクソス・ミュージック・ライブラリーなどのデジタルサービスも提供しています。

 

子供向け映画を無料で観覧しにいったこともありました。

 

 

結論
蔵書数では、福島県立図書館(952,000点)が郡山市立中央図書館(536,281点)を大きく上回り、福島県内最大の蔵書数を誇ります。
閲覧席数では、郡山市立中央図書館(263席)が福島県立図書館(153席)より多いです。
施設面積については、郡山市立中央図書館の延床面積(5,888㎡)は明確ですが、福島県立図書館の具体的なデータが不足しているため、比較は不完全です。ただし、県立図書館としての役割から、施設規模は同等かやや大きい可能性があります。
総合的に見ると、蔵書数の多さから福島県立図書館が福島県内最大の図書館と言えますが、郡山市立中央図書館は閲覧席数や地域密着型の多機能性で優位性があります。

 

では美術館を見てみましょう。

福島県立美術館と郡山市立美術館を比較

してみます。

1. 施設の規模

 

福島県立美術館
所在地: 福島県福島市森合字西養山1番地(信夫山のふもと、福島県立図書館に隣接)
開館年: 1984年
延床面積: 具体的な数値は公開情報に記載がないが、信夫山の自然に囲まれた広大な敷地に位置し、展示室は広く、ゆったりとした設計。常設展示室や企画展示室のほか、日本庭園や芝生広場を備える。
展示室: 複数の展示室があり、常設展と企画展を同時に開催可能。収蔵品数は約3,800点以上。

 

郡山市立美術館
所在地: 福島県郡山市安原町字大谷地130-2(丘陵地、郡山市街と安達太良山を望む)
開館年: 1992年
延床面積: 約5,888㎡(地上3階、地下1階、敷地面積4,652㎡)。

 

展示室: イギリス近代美術、日本近代美術、郷土ゆかりの美術などを展示する常設展示室と企画展示室を備える。建築は柳澤孝彦+TAK建築研究所による設計で、1994年に第35回BCS建築賞、1998年に公共建築百選を受賞。比較
福島県立美術館は県全体を対象とした施設で、敷地面積や展示スペースは広大だが、具体的な延床面積のデータが不明のため直接比較は困難。郡山市立美術館は明確な延床面積(約5,888㎡)が公表されており、中規模の近代的な美術館として設計されている。
郡山市立美術館の建築は受賞歴があり、自然と調和したモダンなデザインが特徴。一方、福島県立美術館は緑豊かな環境と日本庭園を活かした開放感が強み。
2. 収蔵品福島県立美術館収蔵点数: 3,800点以上(絵画、版画、彫刻、工芸など)。

 

特徴: 福島県出身の夭折の画家・関根正二の作品、フランス印象派(モネなど)、20世紀アメリカの具象絵画(ベン・シャーン、ワイエス)、福島県出身の版画家・斎藤清のコレクションを中心に収蔵。幅広いジャンルで国内外の作品をカバー。
展示内容: 常設展では関根正二や斎藤清の作品を軸に、ヨーロッパ印象派やアメリカン・リアリズムを展示。企画展では現代アートや地域ゆかりのアーティストに焦点を当てた展示も行われる(例: 福島アートアニュアル2023)。

 

郡山市立美術館収蔵点数: 具体的な総数は公開情報に記載がないが、イギリス近代美術、日本近代美術、郷土ゆかりの美術を中心に収集。

特徴: ターナーやバーン=ジョーンズらのイギリス近代美術、岸田劉生や安井曾太郎などの日本近代美術、郡山ゆかりの雪村や佐藤潤四郎のガラス工芸、武井武雄の作品などを収蔵。地域密着型のコレクションと海外美術のバランスが特徴。
展示内容: 常設展ではイギリス美術や日本近代美術を展示し、企画展では地域作家や皇室ゆかりの展示(例: 「皇室を彩る美の世界」、2025年7月5日~8月31日)など多様なテーマを扱う。

 

比較
収蔵点数では、福島県立美術館(3,800点以上)が郡山市立美術館を上回ると推測されるが、郡山市立美術館の収蔵点数は公開情報が少なく、直接比較は困難。
内容では、福島県立美術館は国内外の幅広いジャンル(印象派、アメリカン・リアリズム、郷土作家)をカバーする一方、郡山市立美術館はイギリス近代美術と日本近代美術に特化し、地域ゆかりの作品に力を入れる。
福島県立美術館は県全体の文化を代表するコレクション、郡山市立美術館は地域性と国際性を融合した独自のコレクションが特徴。
3. 特徴と雰囲気福島県立美術館
信夫山の自然環境に囲まれ、静かで落ち着いた雰囲気。日本庭園や芝生広場が併設され、鑑賞後のリフレッシュにも適している。
展示は学術的で、福島県の文化や歴史を背景にした作品が多い。子供から大人まで楽しめる企画展も定期開催(例: 福島アートアニュアル)。

 

アクセス: 福島交通飯坂線「美術館図書館前駅」から徒歩3分と公共交通の利便性が高い。

 

郡山市立美術館丘陵地に位置し、郡山市街と安達太良山を望む景観が魅力。建築美と自然が調和したモダンな空間で、館内のカフェ(juju 130 cafe)や中庭がリラックスできる環境を提供。

 

地域密着の取り組みが強く、地元小学生の作品展や郡山ゆかりの西田敏行展など、市民とのつながりを重視。

 

アクセス: 郡山駅からバスで約15分(福島交通バス、美術館経由東部ニュータウン行き)、駐車場無料。比較
福島県立美術館は県全体を対象とした施設で、学術的かつ広範な美術を扱い、緑豊かな環境での鑑賞が特徴。郡山市立美術館は地域性とモダンな建築美を活かし、地元との結びつきやカジュアルな雰囲気も魅力。
アクセス面では、福島県立美術館が駅近で公共交通の利便性が高いが、郡山市立美術館は車やバスでのアクセスが便利で、無料駐車場が利用可能。
4. その他の要素入館料:福島県立美術館: 常設展は一般280円、大学生150円、高校生以下無料。企画展は展示により異なる。

 

郡山市立美術館: 常設展は一般300円、65歳以上150円、高校生以下100円、未就学児・75歳以上無料。企画展は別料金(例: 「皇室を彩る美の世界」など)。

 

イベント・教育プログラム:
福島県立美術館: ギャラリートークやワークショップ、子供向けプログラムを定期開催。地域のアートシーンを活性化する企画展も多い。
郡山市立美術館: ワークショップ(例: 「動いて撮ると楽しいよ」)、地元小学生の作品展、美術講座(例: 「皇室を彩る美の世界」)など、地域密着型のイベントが豊富。

そして今、福島県立美術館で注目なのはジブリです。

スタジオジブリの名作と、金曜ロードショーの放送の歴史をテーマにした全国巡回型の展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」が、福島県立美術館で2025年7月19日(土)〜9月28日(日)まで開催中です。

 

「金曜ロードショーとジブリ展」は、スタジオジブリ作品の魅力を、時代の記憶と記録を通じて体感する展覧会です。昭和・平成・令和と移り変わる中で、金曜ロードショーを通してジブリ映画がどのように親しまれてきたかをたどります。

本展はこれまで全国8会場以上で開催されてきましたが、福島県立美術館はその中でも展示面積が最大級。他の会場では見られなかった初公開の展示もあり、見応えは抜群です。

 

開会セレモニーでは、主催者、副知事、来賓挨拶のあと、テープカットが行われ、開会を祝いました。

 

とのことで、過去最大だそうです。

会場に入ってすぐの場所では、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによる語り映像が上映されているとのことで、これには福島県立美術館が圧倒的に優位ですね。

 結論
規模: 福島県立美術館は収蔵品数(3,800点以上)で明確に大きく、県全体を対象とした施設としての規模感がある。郡山市立美術館は延床面積(約5,888㎡)が明確で、モダンな建築と地域密着型のアプローチが強み。
収蔵品: 福島県立美術館は国内外の幅広いジャンル(印象派、アメリカン・リアリズム、郷土作家)をカバーし、学術的なコレクションが特徴。郡山市立美術館はイギリス近代美術と日本近代美術に特化し、地域ゆかりの作品に焦点。
雰囲気・目的: 福島県立美術館は自然環境と学術的な展示で、広範なアート鑑賞を求める人に適している。郡山市立美術館は地域密着の親しみやすさとモダンな建築美で、カジュアルなアート体験や地元文化に触れたい人に最適。
アクセス: 福島県立美術館は駅近で公共交通利用者に便利、郡山市立美術館は車利用者やバスでのアクセスがしやすい。

 

どちらが「大きい」かについては、収蔵品数では福島県立美術館が上回り、施設の延床面積では郡山市立美術館が明確なデータを持つものの、総合的な規模感では福島県立美術館が県立施設としてやや大きいと考えられます。

ただし、目的(学術的鑑賞か地域密着のアート体験か)や好み(自然環境かモダン建築か)によって、どちらが適しているかは異なります。

 

●美術館対決の結論

福島県立美術館は、収蔵品の多さと幅広いジャンル、自然に囲まれた落ち着いた環境で、じっくりアートを堪能したい人に最適。郡山市立美術館は、モダンな建築と地域密着の展示、カジュアルな雰囲気で、地元愛や気軽なアート体験を求める人にぴったり。規模では福島がやや優勢ですが、好みや目的で選び分けを!

●図書館対決の結論

福島県立図書館は蔵書数(約95万点)で県内最大、研究や静かな学習環境を求める人に最適。郡山市立中央図書館は閲覧席数(263席)と多機能な施設で、カジュアルな利用や地域密着のサービスを重視する人にぴったり。蔵書数では福島が圧倒的ですが、快適さでは郡山も負けていません!

 

実は福島市と郡山市は車で約1時間、電車でも40分ほど。1日で両方の美術館&図書館をハシゴするのもアリ! 午前中に福島で印象派や関根正二の作品を鑑賞、図書館で郷土資料をチェック。午後は郡山でイギリス美術や地域作家の作品を楽しみ、中央図書館のカフェで一息。こんな文化満喫デーはいかが?

 

まあでも、日本一は国立国会図書館でしょうね。

 

おおさかよしきよ 大坂佳巨 プロフィール

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