ブラジル大統領、中国主席と電話会談 BRICSの役割など巡り協議

ブラジルのルラ大統領は11日、中国の習近平国家主席と電話会談した。資料写真、5月、北京で撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

[ブラジリア/北京 11日 ロイター] – ブラジルのルラ大統領と中国の習近平国家主席が電話会談し、二国間のビジネス機会や新興国グループ「BRICS」の役割などについて協議した。

ブラジル大統領府によると、11日の電話会談は1時間にわたって行われ、「両首脳は多国間主義を擁護する上での20カ国・地域(G20)とBRICSの役割について合意した。また、両国間で新たなビジネス機会を引き続き模索していく意欲を強調した」という。

トランプ米大統領はBRICS諸国が「反米」だとし、追加関税を課すと警告している。

ルラ氏は先週、トランプ氏の関税への対応策について、BRICS諸国との協議を開始すると述べていた。

中国国営新華社によると、習主席は電話会談で、BRICSはグローバルサウス(新興国・途上国)の合意形成のための重要なプラットフォームとし、中国はブラジルと協力し、グローバルサウスの主要国間の団結と自立の模範を示す用意があると語った。

両国の関係は「史上最も良好」だとし、世界的な課題への対処、ウクライナ危機の政治的解決促進に向けて協力すべきだと述べた。

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