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「これはあり得ないよ」 フランス人シェフが日本のラーメン店で修業して驚愕 「おそろしい…日本人は」と思った意外なこととは
公開日:2025.08.12
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更新日:2025.08.12
SNS日本外国人食事YouTube麺ラーメン
「ボンソワールTV BonSoirTV」を運営する、フランス人YouTuberのアマンディーヌさん(スクリーンショット)
世界各国で高く評価される、日本の食文化。とくにラーメンは、海外でも絶大な人気を誇っています。人気YouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonSoirTV」では「夢応援プロジェクト」と題し、フランス・パリでラーメン店オープンを目指すフランス人のリズさんと、日本人の夫・翼さん夫婦に密着。日本のラーメン店で修行を積む夫婦の姿を追っています。本格的なラーメン作りを学ぶなか、リズさんは想像以上の文化の違いに驚きました。
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「1人分ですか!?」と仰天
リズさんと翼さんは、チャンネル運営者のアマンディーヌさんが「個人的におすすめ」という、山形県酒田市のラーメン店「さらしな」で修行することになりました。そこでは、店主から仕事の内容を教わりながら、実際に店で働いて日本のサービスを学びます。
説明中、ワンタン麺の大盛りに使われるどんぶりを見て、目を見張ったリズさん。「1人分ですか!?」と驚きの声を上げます。さらに、麺は300グラムもあるものの、店主から「女性ひとりで来て食べていく人、けっこういます」と聞くと、驚きすぎて笑顔になってしまいました。
それまで流暢に日本語で話していたリズさんでしたが、フランス語で「これはあり得ないよ……」とつぶやきます。そして「おそろしい……日本人は」と、同じ量をフランス人が食べたら、すぐにストックがなくなってしまうと心配しました。
ラーメン店でも前菜から食べるフランス人
文化の違いを実感したリズさんですが、それは食べる量だけではありませんでした。翼さんによると、フランスには前菜から食べる習慣があるため、ラーメン店でも「餃子→ラーメン→デザート」の順番に食べ、「その後にコーヒーを飲む」人がほとんどだそうです。
そこで、店主が「酒田の人は5分くらいで食べて帰ります」と説明すると、リズさんは「すごくない?」とまたもやびっくり。「フランスはこの量で45分かかります」と、フランスで使用している小さなどんぶりを見せました。
翼さんが「フランスはできあがっても10分くらい食べないこともある」と言うと、店主の配偶者さんも「(ラーメンは)早く食べたらおいしいというのが広がればいいね」と、逆に文化の違いに驚いていました。
日本語力が「最強の隠し味」
文化の違いに戸惑いながらも、真摯に学ぶふたり。動画のコメント欄には「日本語を普通に使えて理解もできていらっしゃるっていうのは、日本のラーメンを作ることの最強の隠し味になってると思います!」「日本がどれだけ食材や環境に恵まれてるのかわかる動画でした」「改めて日本式ラーメンが世界に広まっているんだなって感慨深いです」など、応援の声が寄せられています。
調理技術だけでなく、日本独特の食文化の奥深さを学んでいるリズさん。パリでのオープンに向けてどのようなラーメンが生まれるのか、ますます期待が高まります。
(Hint-Pot編集部)
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