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7月5日、「終戦80年:広島・長崎を通じて戦争を考える in ハミルトン」がついに開催されました。イベントを共催したトロント都道府県人会・連合会では、2月に実行委員会を立ち上げ、主催である全カナダ日系人協会(NAJC)新移住者コミッティー(JNIC)をはじめ、共催のNAJCハミルトン支部、NAJCヒューマンライツ委員会と共に、全力で企画・運営に取り組んできました。サーロー節子さんと、主催・共催団体代表者

当日は、ハミルトン会場、バンクーバー会場、そしてカナダ各地からのバーチャル参加を含め、約600人もの方々にご参加いただきました。築90年の歴史あるウェストデール・シアターでは立ち見が出るほどの盛況ぶりで、ハミルトン近郊のナイアガラ、オークビル、ボルトン、ウォータールー、ミシサガ、トロントからも多くの方々が足を運んでくださいました。

特に印象的だったのは、地元ハミルトンからの参加者の多さです。CBCハミルトンの記事や劇場の長年のネットワークの影響もあり、コミュニティー団体、ご家族、ご夫婦での参加が目立ち、地域の力を強く感じました。トロントとハミルトンの日系団体、メディア、さらには日系の枠を超えた多くの地元コミュニティーの皆さまのご協力により、改めて「コミュニティーの力」の大切さを実感する機会となりました。

今回、終戦80周年という節目をきっかけに、サーロー節子さん(広島被爆者、平和活動家、ノーベル平和賞受賞(ICAN)、カナダ勲章受章)とのご縁が生まれました。トロントにお住まいであることは存じていましたが、このように直接お話を伺う機会はこれまでなく、ドキュメンタリー『The Vow From Hiroshima』を観るのも今回が初めてでした。この半年間で、平和活動や戦争、核廃絶について多くを学びました。

私は専門家ではなく、知識も十分ではないため、最初はこのようなイベントを主催することに戸惑いや不安もありました。しかし、節子さんとの出会いを通して、自分の立場やレベルで「考えること」「学ぶこと」の大切さに気づかされました。そして、節子さんの生き方に深く感銘を受け、「語り継ぐこと」「伝えていくこと」の重みと意味を実感し、未来への希望を信じる勇気をいただきました。

このイベントは、終戦や原爆の記憶を振り返るだけでなく、次の世代に何を託していくのかを考える大切な一歩となりました。平和を願う気持ちを共有し、共に未来をつくっていく仲間が全国にいることを実感できたことは、何よりの希望です。今後もそれぞれの地域で、それぞれの方法で、平和への想いをつなげていけたらと願っています。

原あんず原あんず

文章=原あんず

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