ホットな走りに“個性”を添えた特別仕様車

 レクサスは2025年8月6日、高性能コンパクトSUV「LBX MORIZO RR」に、東京オートサロン2024で注目を集めたコンセプトモデルを再現した特別仕様車“Original Edition(オリジナルエディション)”を設定したと発表しました。

レクサス「LBX MORIZO RR」の特別仕様車 “Original Edition”レクサス「LBX MORIZO RR」の特別仕様車 “Original Edition”

 今回発表されたLBX MORIZO RR“オリジナルエディション”は、2024年に開催された東京オートサロンで発表されたコンセプトモデルを再現した特別仕様車です。モリゾウこと豊田章男氏が率いる開発チームが手がけたこのモデルは、「クルマ好きの週末の相棒」をコンセプトに、カジュアルさとラグジュアリーを融合させた仕立てが特徴です。

 限定100台のみが生産され、そのうち70台はすでに全国のレクサス販売店を通じて先行抽選販売が実施済み。残る30台は、2025年8月21日から31日までWeb上での一般抽選販売が行われる予定です。

 ベースとなるLBX MORIZO RRは、1.6リッター直列3気筒ターボエンジン(G16E-GTS型)を搭載し、最高出力304馬力・最大トルク400Nmを発揮。トランスミッションは6速MTまたは8速ATを選択可能で、駆動方式は電子制御AWDを採用しています。

 GRヤリスの技術を基盤に、レーシングドライバーによるチューニングも加えられたことで、コンパクトながらも“走りの楽しさ”を極限まで引き出したハイパフォーマンスモデルに仕上がっています。

 “オリジナルエディション”では、ビスポークビルドで人気を博したイエローのブレーキキャリパーや、インテリアカラー「オーカー」を標準装備とし、さらに東京オートサロン仕様のディテールを忠実に再現。

 シグネチャーカラーのイエローをシートベルトやフロントバンパーモールにも施し、助手席前のインストルメントパネルには特別仕様車専用のオリジナルバッジも装着されます。機能だけでなく視覚的な高揚感も高められ、まさに「履き慣れたスニーカーのように気軽に楽しめるラグジュアリーカー」としての存在感を放っています。

 消費税込みの車両価格は、6速MT・8速ATいずれも730万円です。限定台数と特別な装いを兼ね備えた同モデルは、抽選申込みが殺到することが予想されます。車両の個性に共感したクルマ好きにとっては、見逃せない一台となりそうです。

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