10日午前7時前、和歌山市の阪和自動車道の下り線で、逆走してきた軽自動車がワンボックスカーと正面衝突しました。

この事故で、軽自動車を運転していた大阪 和泉市の58歳の男性と、同乗していた母親の86歳の女性、また、ワンボックスカーに乗っていた静岡市葵区の36歳の男性と妻の38歳の女性、それに7歳と5歳の子どもの合わせて6人がけがをして病院に搬送されました。

このうち軽自動車の86歳の女性が意識不明の重体となっていて、ほかの5人は軽傷だということです。

現場は、大阪府と和歌山県の境に近い阪和自動車道の雄ノ山トンネルの付近です。

警察によりますと、ドライブレコーダーの記録などから、軽自動車は阪和自動車道の下り線を走行中、和歌山ジャンクション付近でUターンし、事故現場までおよそ2キロにわたって逆走していたということです。

調べに対し軽自動車を運転していた男性は「大阪府内の自宅近くの病院に向かう途中に『和歌山』という標示を見て、目的地と違うと思いUターンした」などと話しているということで、警察は詳しいいきさつや、ふだんの運転状況などについて調べています。

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