栃木市の林道に畳1500枚 不法投棄 防犯カメラ4台盗難も

林道沿いに投棄された大量の畳=栃木市岩舟町で(同市提供)

 栃木県栃木市が管理する林道で畳の大量不法投棄が今年に入って多発している。被害は6、7月に集中しており、市は総計で畳約1500枚と2トントラック6台分の建設廃材の不法投棄を確認、加えて市設置の防犯カメラ4台が盗難、損壊された。

 市によると、投棄場所は主に岩舟町、大平町地区の街灯がない林道。ことし最初の被害確認は1月31日、岩舟町三谷の林道広戸三谷線沿いにトラック2台分の建設廃材が捨てられていた。6月以降は畳の大量投棄が続き、大平町の林道では7月28日、畳約600枚の投棄が確認された。廃材撤去費用は市試算で約1300万円という。

 栃木署は廃棄物処理法違反や器物損壊などの容疑で捜査を進めており、市は同署と協力してパトロールを強化している。市クリーン推進課の担当者は「防犯カメラを持ち去るなど悪質性が高い。不審な車両を見かけたら通報してほしい」と呼びかける。(梅村武史)

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