道と札幌市によりますと、7月下旬、道央圏に住む60代の男性がマダニに肩をかまれ、その後、発熱や頭痛などの症状を訴えて医療機関を受診しました。
札幌市が血液検査をした結果、マダニが媒介する感染症SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」と診断されたということです。
男性はいまも入院中ですが、回復傾向にあるということです。
道と札幌市によりますと、道内で患者が確認されたのは初めてだということで、登山やキャンプなど野外で活動するときは十分注意する必要があるとして、長袖や長ズボンを着用し肌の露出を避けることや、虫よけスプレーを使用することで、マダニにかまれないよう呼びかけています。
SFTSはこれまで西日本を中心に報告されていましたが、最近は関東地方などへの広がりが確認されていました。
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