トランプ米大統領は6日、中国によるロシア産原油の購入を理由に、追加関税を課す可能性があると示唆した。ホワイトハウスの通商顧問ピーター・ナバロ氏は、実施の確率は低いとみている。

  ホワイトハウスはロシア産エネルギーを購入したインドに対して関税を倍の水準に引き上げると発表。トランプ氏はその後、中国に対しても同様の措置を取るかと記者から問われ、「そうなるかもしれない」と答えた。

  「分からない。今のところは何とも言えない。われわれはインドに対してそれを実行したし、恐らく他の数カ国にも行うことになる。その一国が中国かもしれない」とホワイトハウスで語った。

  中国製品への新たな関税は、すでに高水準にある関税に上乗せされることになる。中国の対米輸出はここ数カ月低迷しており、仮に実施されれば、中国政府の反発は避けられない。中国は今年、米国から関税引き下げの合意を得ようとレアアース(希土類)磁石の輸出規制に踏み切った。

  ナバロ氏は対中関税引き上げの可能性について、米経済への悪影響を理由に否定的な見方を記者団に示した。「中国にはすでに50%超の関税をかけている。われわれの側に悪影響を及ぼすような状況にはしたくない」と話した。

  中国外務省はコメントの要請にすぐには応じなかった。米中は関税の引き上げを一時停止することで合意。交渉余地を残すことで、両国の関係は一定の安定を見せている。

原題:Trump Floats Possible Tariffs on China for Buying Russia Oil (1) (抜粋)

WACOCA: People, Life, Style.