熊本県内は前線の影響で雨が強くなっています。
気象台は、熊本市に大雨洪水警報、阿蘇市と南阿蘇村に洪水警報を出して警戒を呼びかけているほか、このほかの地域についても、８日にかけ、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に十分注意するよう呼びかけています。
熊本地方気象台によりますと、日本海にある低気圧からのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県内は大気の状態が非常に不安定になっています。
このため県内には発達した雨雲がかかり、各地で雨が強まっています。
県内では午後１時半までの１時間に熊本市で５３ミリの非常に激しい雨を観測したほか、山都町で２２．５ミリ、甲佐町で１７．５ミリの雨をそれぞれ観測しました。
８日朝にかけて、局地的に雷を伴い多いところで１時間に５０ミリの非常に激しい雨となる見通しで７日予想されている１時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、熊本地方と阿蘇地方で５０ミリ、天草・芦北地方と球磨地方で４０ミリとなっています。
また、８日午前６時までの２４時間に降る雨の量は、いずれも多いところで熊本地方、天草・芦北地方、球磨地方で１５０ミリ、阿蘇地方で１２０ミリと予想されています。
気象台は熊本市に大雨洪水警報、阿蘇市と南阿蘇村に洪水警報を出して低い土地の浸水への警戒を呼びかけているほか、このほかの地域についても土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。
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