ニュージーランド出身の(左から)オリビアさん、キャスさん、ジェラントさん【写真:Hint-Pot編集部】
全国高校野球選手権大会が5日に阪神甲子園球場で開幕するなど、日本の夏はスポーツの熱気が高まります。外国人観光客のなかには、スポーツ観戦を楽しみに日本を訪れる人も少なくありません。ニュージーランド人3人組は、観戦中のある光景が印象的だったそう。それはいったい、なんだったのでしょうか。
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南半球から訪日の3人組 人口の多さに驚き
ニュージーランドからやってきた、オリビアさんとキャスさん、そしてジェラントさん。オリビアさんとキャスさんにとっては初めての訪日です。ジェラントさんは、以前にも日本を訪れた経験があるそう。今回は東京や大阪などを中心にめぐってきました。
「東京だと、浅草や渋谷、秋葉原、新宿に行ったよ。人が多くて大変だった!」と、ジェラントさんは実感を込めて話します。
3人の母国・ニュージーランドは、日本の約4分の3の国土に対して、約530万人が暮らす国です。一方、東京はその120分の1ほどの面積に約1400万人が集中しています。人口密度の高さに驚くのも、無理はないでしょう。
野球観戦中に目撃した日本独自の応援文化に興味津々
そんな3人の旅の楽しみのひとつが、スポーツ観戦。とくに、東京ドームで観た野球の試合で印象的だったことを教えてくれました。
「全然知らないチームだったけど、ファンの人がいっぱいいて、彼らが特徴的な応援歌を歌っていたのが印象的だったな。日本の野球文化を感じられたね」
日本の野球の応援文化は、プロ野球から高校野球まで、チームごとにさまざまです。オリジナル曲から替え歌、楽器演奏、手拍子にダンスといったパフォーマンス、練習を重ねた応援団などを中心に、ファンが一体となってエールを送ります。その熱量と団結力に、3人は日本ならではの文化を感じ取ったようです。
また、ラグビー強豪国であるニュージーランド出身の3人は、大阪でラグビー観戦も楽しみました。
「花園ラグビー場で試合を観たよ。ニュージーランドのプレーよりちょっとだけゆっくりだったけど、ニュージーランド出身の選手もたくさん出場していておもしろかった!」
日本各地のスポーツ観戦を堪能しているジェラントさんたち。残りの滞在でも、まだ見ぬ日本の魅力にたくさん出合ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
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