ブラジル産牛肉巡る日本との協議、南部3州に焦点 主要生産州に不安

8月5日、複数の関係者によると、ブラジル産牛肉の日本市場開放に向けた現在進行中の協議は、輸出規模の小さい3州からの供給に焦点を当てており、サンパウロ、マトグロッソ、マトグロッソ・ド・スル、パラといった主要な牛肉生産州の食肉加工業者を困惑させている。リオデジャネイロの精肉店で
月撮影(2025年 ロイター/Pilar Olivares)

[サンパウロ 5日 ロイター] – 複数の関係者によると、ブラジル産牛肉の日本市場開放に向けた現在進行中の協議は、輸出規模の小さい3州からの供給に焦点を当てており、サンパウロ、マトグロッソ、マトグロッソ・ド・スル、パラといった主要な牛肉生産州の食肉加工業者を困惑させている。

世界最大の牛肉輸出国であるブラジルは、20年にわたり日本市場への参入を試みてきたが、成功していない。米国の関税が世界的な食品貿易を変容させている今、ブラジルと日本が協定を結べば、日本は主要な輸入元である米国とオーストラリアに代わる新たな供給国を得ることになる。

6月の日本政府関係者の技術視察後に発表されたブラジル政府のメモによると、同国政府は「ブラジル南部からの牛肉輸入に関する質問書」に、リオグランデドスル州、パラナ州、サンタカタリナ州の名前を挙げて回答している。これら3州はブラジルの輸出量の4%に満たない。

ブラジルは5月、世界保健機構(WHO)からワクチンを接種しなくても口蹄疫(こうていえき)が発生しない国として認定を受けたが、これら3州では他州よりも早く、同疾患の無発生が宣言されていた。

ブラジル農業省は日本との協議についてコメントしていない。

日本の農林水産省は、ブラジルで口蹄疫が発生していないことを認識しているとした上で、同国の食肉業者に輸出許可を出す前に、日本の手続きに従ってリスク評価を行っていると説明した。詳細は明らかにしなかった。

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